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グローバル・ヴィレッジ―21世紀の生とメディアの転換

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787232199
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0030

出版社内容情報

メディアの予言者は、電子メディアの拡張によるデジタル・ネットワークの形成とグローバル化、そしてその先にある「グローバル・ヴィレッジ」に、あらゆる文化環境の対立と共存を見た──。電子のざわめきのなかに世界を明視するマクルーハン思想の臨界点。



Ⅰ 視覚的な空間と聴覚的な空間の探求
 第1章 共鳴する間隙
 第2章 車輪と車軸
 第3章 視覚的な空間と聴覚的な空間
 第4章 脳の両半球における東洋と西洋の出会い
 第5章 プラトンとエンジェリズム
 第6章 隠れた効果

Ⅱ 映像関連のテクノロジーのグローバルな作用
 第7章 グローバル・ロボティズム――充足
 第8章 グローバル・ロボティズム――不満
 第9章 エンジェルからロボットヘ――ユークリッド的空間からアインシュタイン的空間へ

Ⅲ 合衆国とカナダ――共鳴する間隙としての境界
 第10章 エピローグ――対抗環境としてのカナダ

Ⅳ テトラッドの事例集――エンジェリズム(視覚的な空間)からロボティズム(聴覚的な空間)への変化の輪郭
 テトラッド事例集

謝辞
訳注
文献一覧
形態としてのメディア、思考のハイブリッド 浅見克彦
索引

内容説明

メディアの予言者が「テトラッド」による探査の末にたどりついたグローバル・ヴィレッジに見たもの、それは不和と衝突、そして同時並存だった。転形期の世界を電子のざわめきのうちに明視する、マクルーハン思想の臨界点。

目次

1 視覚的な空間と聴覚的な空間の探求(共鳴する間隙;車輪と車軸;視覚的な空間と聴覚的な空間;脳の両半球における東洋と西洋の出会い;プラトンとエンジェリズム;隠れた効果)
2 映像関連のテクノロジーのグローバルな作用(グローバル・ロボティズム―充足;グローバル・ロボティズム―不満;エンジェルからロボットへ―ユークリッド的空間からアインシュタイン的空間へ)
3 合衆国とカナダ―共鳴する間隙としての境界(エピローグ―対抗環境としてのカナダ)
4 テトラッドの事例集―エンジェリズム(視覚的な空間)からロボティズム(聴覚的な空間)への変化の輪郭

著者等紹介

マクルーハン,マーシャル[マクルーハン,マーシャル][McLuhan,Marshall]
1911年、カナダのアルバータ州生まれ。英文学者、文明批評家。カナダのマニトバ大学で機械工学と文学を学んだのち、ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジに留学。1946年、トロント大学の教授となる。1951年に広告文化を論じた『機械の花嫁』を刊行。62年には、活字文化によって引き起こされた人間と社会の変革について、独自の視点と著述形式で『グーテンベルクの銀河系』を発表、次いで64年に刊行した『メディア論』は世界的なベストセラーとなり、すでにメディア論の古典となっている。ほかにも、『文学の声』(1964‐65年)、『消失点をつきぬけて』(1968年)、『クリシェからアーキタイプへ』(1970年)などの優れた文芸批評、さらには現代の情報化の波のなかにあるビジネスの状況を論じた『今をつかめ』(1972年、B・ネヴィットとの共著)、メディアに関する長年の探究の総括ともいえる『メディアの法則』(息子エリックとの共著)など、多彩な作品で知られる。1980年、トロントの自宅で死去

パワーズ,ブルース・R.[パワーズ,ブルースR.][Powers,Bruce R.]
ナイアガラ大学の英語およびコミュニケイション研究の助教授

浅見克彦[アサミカツヒコ]
1957年、埼玉県生まれ。北海道大学教員、専攻は社会理論、社会思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さへ

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原文の英語を残した日本語訳なので読みづらい。東洋/西洋、右脳/左脳についてや、世界各国の事例などを用いてあり、興味深い。テトラッドは起承転結のようだと思った。こういうセンセーショナルな学術的モデルは言ったもの勝ちだと思う。2009/08/09

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