男でも女でもない性―インターセックス(半陰陽)を生きる

男でも女でもない性―インターセックス(半陰陽)を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787231550
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

男性器と女性器をあわせもって生まれた著者が、新生児の段階で性別を手術で決定してしまう現在の医療のあり方を批判し、性的トラウマを克服するまでの自分史をとおして、「性の自己決定権」の確立と「第三の性」の存在を力強く主張する。

1 男でも女でもない性を生きる  橋本秀雄
(1)インターセクシャリティ(半陰陽者らしさ)とは何か
  ①インターセックス(半陰陽)とは何か
  ②ヒトの九つの性とは何か
  ③インターセクシャリティ(半陰陽らしさ)とは何か
  ④性のグラデーション(漸進性)
(2)私の性的トラウマ(心的外傷)
  ①一九六一年七月二十六日に生まれて
  ②女性化の始まり
  ③肥満児相談会
  ④少年たちの性
  ⑤私と性教育
  ⑥初恋
(3)輝けないティーンズ
  ①男子高校へ
  ②セクシャル・ファンタジーを描く
  ③どんな夢が見えますか?
  ④一九八〇年
  ⑤いとしのアキ
  ⑥大学生の性
  ⑦アキ、ごめんなさい!
  ⑧卒業
(4)男性を演じる
  ①長い穴
  ②オトコたちの性
  ③迷路
  ④K
  ⑤熱い関係
  ⑥ジェンダー・アイデンティティ・クライシス(性的自己同一性の崩壊)
(5)すてきな人たちとの出会い
  ①癒し陶芸教室
  ②翻弄される性
  ③「人間と性」教育研究協議会
  ④「hijra nippon」大阪自助グループ
  ⑤次世代への遺産  瀬野悠里
(3)AIS(精巣性女性化症候群)の私とアンデンティティ・クライシス  TRUTH

あとがき

内容説明

男性器と女性器をあわせもって生まれた著者が、新生児の段階で性別を手術で決めてしまう現在の医療を批判し、自分史を通じて“性の自己決定権”の確立と「第三の性」の存在を主張する。

目次

第1章 インターセクシャリティ(半陰陽者らしさ)とは何か
第2章 私の性的トラウマ(心的外傷)
第3章 輝けないティーンズ
第4章 男性を演じる
第5章 すてきな人たちとの出会い
第6章 PESFIS奮戦記
第7章 私は幸せ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナコち

4
この本が発行された時、私は初めて半陰陽のことを知った。元々は半陰陽をテーマにした青年マンガがあり詳しく知りたいと思ったのがキッカケだ。かつては、半陰陽、インターセックス(IS)と呼ばれ、フィクションの中で語られる両性具有と同じような認識だったが事実は異なる。半陰陽としての当事者が、様々な疾患を解説している。そして、この中で思ったのは、性自認でさえ、千差万別なのだから身体的性もまた個々によって違って当然。その盲点にこの本を読むまでは気付けなかった。続く2018/05/08

Jane Doe

1
文章に若干読みにくさはあるが、半陰陽の当事者が扉を開けてくれた功績は大きいと思う。この本を読むと、戸籍に性別を届ける必要性について考えさせられる。近い将来、なくなるのではないか。2011/06/18

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