出版社内容情報
みずから悩めるがゆえに性を見つめ、『あるす・あまとりあ』『生心リポート』などの業績を残した在野の奇才・高橋鐵。日本のセックスカウンセラーの草分けにして、最期の瞬間まで仕事への執念をもちつづけた性科学の鬼の数奇な生涯をたどる。
1 悩まざりし人ありや
2 『あるす・あまとりあ』考
3 人性記録集偏纂への賭け
4 『生心リポート』の全貌
5 「死」とその周囲
6 伝統木版美術研究会について
7 日本生活心理学会刊行図書資料総覧
8 末子夫人の死
高橋鐵年譜――高橋郷子作成
内容説明
悩める者の性を見つめ、性体験記録を蒐集して紙碑を築いた在野の奇才、高橋鉄。愛の技術を説き、性解放に捧げたその数奇な生涯をたどる。
目次
脳まざりし人ありや
『あるす・あまとりあ』考
人性記録集編纂への賭け
『生心リポート』の全貌
「死」とその周囲
伝統木版美術研究会について
日本生活心理学会刊行図書資料総覧
末子夫人の死