出版社内容情報
苦悶にあえぐ女性の姿に至上の美を見いだし、情感を高ぶらせていく女のエロスをみごとに写しきった稀代の責め絵師・伊藤晴雨。緊縛の図をはじめ晴雨の残した無数の絵画の描線をなぞり、残酷にして妖気ただよう鬼才の世界をさぐる初の評伝。
序
晴雨観賞「源氏節の稽古屋」
「風俗遷史」解題――磯部鎮雄(江戸町名俚俗研究会)
1 雪責め
2 責めの四十八手
3 晴雨素描
4 逆さ吊り
5 「燔刑(ひあぶり)」について
6 動坂の化け物屋敷
7 『責の話』『論語通解』
8 晴雨と竹酔
9 責め愛好者のむれ
10 伊藤晴雨余聞
晴雨文献・参考書・その他
後記
内容説明
苦悶にあえぐ女性の美を写しきった稀代の責め絵師・伊藤晴雨。緊縛の図をはじめ晴雨の残した無数の絵画の描線をなぞり、残酷にして妖気ただよう鬼才の世界を探る。
目次
雪責め
責めの四十八手
晴雨素描
逆さ吊り
「燔刑」について
動坂の化け物屋敷
『責の話』『論語通解』
晴雨と竹酔
責め愛好者のむれ
伊藤晴雨余聞