出版社内容情報
1960年代半ばにつくられた悪魔教は、キリスト教やユダヤ教の礼拝と儀礼の束縛、そして既存のモラルの束縛からの解放をめざし、快楽と放逸を求めるものである。謀反と激情の神=サタンを崇拝するその全貌を、教団幹部が明らかにする。
1 さあ、ゲームを始めよう
2 悪魔は駒をすすめる
3 現代のプロメテウス
4 デモンが呪文で呼びだすもの
5 悪魔主義の理論と実践
6 サタンのマスタープラン
7 呪いの儀式を行うには
8 小結社をつくる
注
内容説明
「キリスト教やユダヤ教の礼拝と儀礼の束縛からの解放をめざし、快楽と放逸を求める」悪魔教。―謀反と激情の神サタンを崇拝するその全貌を明かす。
目次
第1章 さあ、ゲームを始めよう
第2章 悪魔は駒をすすめる
第3章 現代のプロメテウス
第4章 デモンが呪文で呼びだすもの
第5章 悪魔主義の理論と実践
第6章 サタンのマスタープラン
第7章 呪いの儀式を行うには
第8章 小結社をつくる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミドキ
2
サタニズムについて日本語で書かれている数少ない本のためアントン・ラーヴェイの生い立ちも書いてあり面白い本でした。サタニズムの教えはいかがわしい物ではなく、まとも過ぎて拍子抜けするほどですが、一度しかない人生の生き方としてとても感銘の受けるものでした。2017/03/09
ほしの
2
悪魔主義は、いわば世俗的なニーチェって聞いて読んでみた。本書によると悪魔主義は、キリスト教とは正反対の、合理主義や自己保存主義を宗教という衣で包んで魅力を添えたものとのこと。めっちゃ魅力的でした。サタンは実存であり、そしてあるときは四つ足の動物より賢くまたあるときはより凶暴になる。それは高度に発達した知性と精神をもつため とのこと。私にはサタンへの道は険しくそして魅力的です。2016/03/30
Shinji Matsuo
1
悪魔教会が崇拝しているのはサタンではなく自分自身である。悪魔崇拝とは宗教というより哲学で、その実態は「合理主義」と「自己保存主義」であり、本来は健全な思想である。キリスト教のような唯一神でない日本人には当たり前のことを説いているように思えるが、読んでみてはいかがでしょうか。2016/01/09
yunico
0
宗教というより悪魔教という名前の哲学であり、こんな生き方をしたいので私も悪魔主義者であろうと思う。へんな自己啓発本読むよりずっと良い2017/03/12
深由ヨミ
0
Church of SatanとAnton Szandor LaVeyについてかなり詳しく記述された数少ない日本語の本だという。 Church of Satanについては魔術が一体何かよくわからなかったが、一通り読み終えてなんとなく掴めた気がする。儀式などを通して己と対話し、エネルギーを充填する行為が重要視されているようだ。「音楽の素養のないものが一晩で作曲家になれる」ようなものではないことは本書でも言及されている。 LaVeyの思想と一致することはできないが、やはりサタニズムはかなり心惹かれるものだなあ2019/05/13