内容説明
地球最大の領土をもつロシアが、破局の分水嶺で苦悶している。西側経済理論に精通し、ガルブレイス教授との共著で知られるソ連の国際的エコノミストが、官僚支配構造の堕落、ヤミ経済の隆盛、無政府状況など、経済実態を仮借なく分析。そして、世界経済への統合の道「混合経済のプログラム」を意欲的に展開する。
目次
1 市場なき社会主義の堕落―行政指令体制のメカニズム
2 ペレストロイカの矛盾―前進の目標と方法
3 経済安定化への道―診断と対策
4 世界経済とソ連経済―「統合」への条件
混合経済をめざして―結び
補章 破局への分水嶺―1990~91年のソ連経済
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