カニバリズム―最後のタブー

カニバリズム―最後のタブー

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787230706
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

儀礼、復讐、飢餓、商売、嗜好、悦楽……。世界各地の記録をたどりながら、有史以前の風習から現代を跋扈する食人鬼へと連綿と受け継がれながら文明に封印されてきた人類の暗黒の欲望を暴く、衝撃のカニバリズム論。食人の心理とは?

1 人食いの風習
 (1)アステカ族
 (2)北米インディアン
 (3)アフリカの食欲
 (4)アマゾンのメニュー
 (5)島の人食い人種
 (6)アンティポディーズ諸島のカニバリズム
 (7)現代のカニバリズム

2 必要に迫られた人食い
 (1)山賊のセイ
 (2)略奪者ピアース
 (3)ドナー隊の悲劇
 (4)洋上の人食い――ミノネット号事件
 (5)アンデス山脈の生存者
 (6)墜落食

3 利益のための人食い
 (1)ソウニー・ビーン
 (2)民主党員を食べた男、パッカー
 (3)ソーセージ屋のルートガルト
 (4)三人の人食いドイツ人
 (5)ゲオルグ・カール・グロスマン
 (6)フリッツ・ハールマン
 (7)カール・デンケ

4 悦楽の人食い
 (1)盛りあわせ(アントレ)
 (2)怪人フィッシュ
 (3)怪物ゲイン
 (4)狂人、悪人、ディーン・ベイカー
 (5)人食いケンパー
 (6)クロルの冷凍食
 (7)パリの人食い
 (8)アンナは愛人を食べた
 (9)女性コレクター、ゲリー・ヘイドニク
 (10)現代アメリカの人食

内容説明

儀礼、復讐、飢餓、商売、嗜好、悦楽…。有史以前の風習から現代を跋扈する食人鬼へ連綿と受け継がれながら、文明に封印されてきた人類の暗黒の欲望を暴く、衝撃のカニバリズム論。

目次

第1章 人食いの風習
第2章 必要に迫られた人食い
第3章 利益のための人食い
第4章 悦楽の人食い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

123
カニバリズムというのは、人肉食の習慣を持つ西インド諸島の原住民「カリブ族」から由来しているらしい。本書によるといまだに世界各地でその風習は続いており歴史は古いという。だが遭難などで生きるための必要に迫られたものや利益のための人食いのほか、犯罪史上には悦楽の人食いというものが多々実在する。それが探求したくて読んでみたのだが、人を食う人のその悦楽的な心理状態を知ることは出来なかった。ただ、そういう人たちと自分の周囲の人たち、そして自分自身の境界線は曖昧で、普段の生活も何ら変わりない、そんな紙一重が怖かった。 2014/05/23

みや

28
様々な理由によるカニバリズムの事例を纏めたノンフィクション本。私にとってカニバリズムは至高の愛。相手の全てが本当に好きならば肉も血も骨も欲しくなるし、欲されたい。そう願うのが異常なことだとは思えない。本書では部族の風習、飢餓時の食料、無料で手に入る商品、快楽殺人の四つに分類して非常に多くの事例を挙げているが、私と同じ思想で食人する例は無くて残念だった。「食人の動機は支配欲」と著者が決めつけているためだろうか。罪の意識を持つ者、当然の行為だと認識している者、背徳感に愉悦する者、彼らの内面に興味が尽きない。2018/05/11

ルナティック

6
前半は素晴らしく興味深かったが、中~後半は、「知っているわ」的でした。上から目線ではない点が、気に入った。「人食いの風習」は分かる(?)が、「必要に迫られた人食い」が、いつの間にか「美食のための人食い」に…「なぜ、人を食べてはいけないのか」という頭を悩ます疑問にも、答えていないが、そんなもの答えは出てこない。「美味しいから」「身近で手っ取り早いから」という言葉に嫌悪を感じるか?それとも…たからタブーなんだろうなぁって思った。県立図書館から地元が借り受け。長年開かれていなかった感満載。本が可哀想…ねぇ2015/07/08

うなばら

0
食人について調べていて読んだ。2014/09/20

tuppo

0
豚肉が食べれなくなった。どうしてくれる2016/10/07

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