クリティーク叢書<br> アシッド・キャピタリズム

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クリティーク叢書
アシッド・キャピタリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 323,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784787230577
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0330

出版社内容情報

情報資本主義が生み出した快楽への欲求と不断の禁断症状は、私たちを資本に飼い慣らされたジャンキーへと変容させていく。ロック、モダン・アート、アヴァンギャルド・シーン、性と天皇を横断して快楽の罠と権力関係を解読する。


(1)音の氾濫、反乱の音/大衆音楽の両義性
  アシッド・キャピタリズム/商品化される文化と複製芸術の可能性/大衆音楽の可能性の根拠/パラマーケットの仕掛け
(2)パラマーケットの影/飼育されるロックの仕組み
  企業文化のなかのロック/商品化批判とその限界/パラマーケットの非貨幣的な文化幻想/解体する自立的サブカルチャー/文化の形式的な受容とサブカルチャーの制度化
(3)ノイズと権力/コード化する力
  アシッド・キャピタリズムのジャンキー/快楽とカテゴリー産出としての権力/アヴァンギャルドからパンクへ/ロックに反対するロック/「ノイズ」の可能性/ノイズとしてのノイズ/解体するノイズ?/ポスト・インダストリアルにおける金属と電子の融合/メジャーのなかのノイズ


(4)支配的文化と逸脱する表現行為
  文化のオートノミーと文化のポリティクス/八〇年代のアメリカのアートシーン/アメリカ合衆国における検閲のコンテクスト/セラーノ「ピス・クライスト」/ロバート・メイプルソープとホモセクシュアルの表現/フランチェスコ・トレスとファイン・アートの脱構築/逸脱するアート/挑発する性と身体/権威物的労働からコミュニケイション労働へ/なぜ脱工業化=情報化の方向を選択したのか

あとがき

図版出典一覧表

内容説明

情報資本主義が生み出した快楽への欲求と不断の禁断症状は、私たちを資本に飼い慣らされたジャンキーへと変容させていく。ロック、モダン・アート、アヴァンギャルド・シーンを横断して快楽の罠を解読する。

目次

第1章 音の氾濫、反乱の音―大衆音楽の両義性
第2章 パラマーケットの影―飼育されるロックの仕組み
第3章 ノイズと権力―コード化する力
第4章 支配的文化と逸脱する表現行為
第5章 不快という快楽―天皇と性をめぐる権力表現
第6章 社会に介入するアート―シチュアシオニストの実験とボイスの「社会彫刻」
第7章 パラマーケット論
第8章 アシッド・キャピタリズムと身体搾取―市場の終焉とパラマーケットの増殖

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