出版社内容情報
社会理論のラディカルな変革を掲げた資本主義分析の新しいパラダイム──レギュラシオン理論。幅広い関連領域、新しい社会運動の課題との接触、マルクス主義との関係。その全体像と可能性を徹底討論したシンポジウム2日間の全記録。
1 方法をめぐって
(1)レギュラシオン理論が提起するもの 海老塚明
(2)世界システム論・レギュラシオン理論・批判理論 木前利秋
(3)コメント 大田一廣
(4)コメント 斉藤日出治
(5)コメント 磯谷明徳
2 労使関係分析の新たな視座を求めて
(1)戦後日本の労使関係 利潤主導型成長と資金主導型成長に関連して 平野泰朗
(2)資本主義の情報化・サービス化と労働関係についての諸問題 小倉利丸
(3)コメント 宇仁宏幸
(4)コメント 福原宏幸
3 社会変革の理論としての射程
(1)レギュラシオン・アプローチと現代社会認識 若森章孝
(2)構造変動とオルタナティブ 須藤修
(3)コメント 井上泰夫
(4)コメント 遠山弘徳
4 総括討議
(1)レギュラシオン理論と日本社会 山田鋭夫
(2)市民社会派の系譜とレギュラシオン理論 山之内靖
(3)コメント 大田一廣
(4)コメント 姜尚中
(5)レギュラシオン理論と賃労働関係の変容 国際化とサービス化のなかで パスカル・プチ
あとが