タイの地獄寺

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787220783
  • NDC分類 702.23
  • Cコード C0026

出版社内容情報

「地獄寺」と呼ばれるタイの寺院には、カラフルでキッチュなコンクリート像がこれでもかというほど立ち並んでいる。日本では「珍スポット」「B級スポット」などとして知られ、一部のマニアには注目されてきた。



獄卒、罪人、餓鬼、骸骨、オバケなどが立体像で勢ぞろいする地獄寺は、グロテスクでもあり、ときに笑いも誘う奇妙な風景をつくりだしている。



なぜ、タイの人々は日常生活のなかで地獄を表現しているのか? 地獄寺に魅せられ、タイ全土の83にも及ぶ寺院を実際に訪ねた著者が、タイの地獄思想、地獄寺が生まれた背景、さらに表現されている地獄の数々まで、地獄寺を体系的にまとめた世界初の地獄寺論考。

まえがき



はじめに――研究対象としての「地獄寺」



第1章 タイの地獄思想とその表現

 1 タイの仏教思想――出家仏教と在家仏教

 2 タイの地獄思想――『三界経』と『プラ・マーライ』

 3 描かれた地獄――寺院壁画と写本



コラム? 現代の地獄絵



第2章 新しい地獄表現「地獄寺」

 1 地獄寺とは何か――調査からみえてきたもの

 2 地獄寺が生まれた背景――一九七〇年代という時代

 3 地獄寺における空間構成――リアリティーの追求



コラム? 苦あり楽あり地獄めぐり



第3章 個性豊かな地獄の住人たち

 1 地獄の亡者――責め苦を与える者/与えられる者

 2 混在する餓鬼――自身の姿が変容する者

 3 異形イメージの源泉――精霊信仰との図像的習合



コラム? 愛すべきタイのピーたち



コラム? 地獄めぐりのススメ



むすびにかえて――生きている地獄表現



調査資料



参考文献



あとがき

椋橋 彩香[クラハシ アヤカ]
著・文・その他

内容説明

カラフルでキッチュなコンクリート像が立ち並ぶタイの寺院である地獄寺。日本では「珍スポット」「B級スポット」などとして知られ、マニアは熱い視線を注いでいる。地獄寺に魅せられ、タイ全土の八十三にも及ぶ寺院を実際に訪ねた著者が、地獄寺を体系的にまとめた世界初の地獄寺論考。

目次

第1章 タイの地獄思想とその表現(タイの仏教思想―出家仏教と在家仏教;タイの地獄思想―『三界経』と『プラ・マーライ』;描かれた地獄―寺院壁画と写本)
第2章 新しい地獄表現「地獄寺」(地獄寺とは何か―調査からみえてきたもの;地獄寺が生まれた背景―一九七〇年代という時代;地獄寺における空間構成―リアリティーの追求)
第3章 個性豊かな地獄の住人たち(地獄の亡者―責め苦を与える者/与えられる者;混在する餓鬼―自身の姿が変容する者;異形イメージの源泉―精霊信仰との図像的習合)

著者等紹介

椋橋彩香[クラハシアヤカ]
1993年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科で美術史学を専攻、タイ仏教美術の地獄表現を研究テーマとする。2016年、修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程在籍。タイの地獄寺を珍スポットという観点からだけではなく、様々な社会的要因が複合して生まれたひとつの「現象」として、また地獄表現の系譜で看過することができないものとして捉え、フィールドワークをもとに研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

22
ヨシダナギのような、かなりガチな研究(美術史とのこと)だから小川さやかのような?いやこの人ならではのバイタリティがとても楽しい。とにかく現地に足を運んで、その場でなければ聞けない話、辿れない情報、見れない風景を集めていく、その記録。B級珍スポットとして騒ぐのではなく、農村の人びとの享受ぶり、そこで果たしている機能をまじめに考えるからこそ面白い。開発僧というのも興味深い存在。◇しかしそれにしても、亡者たちも獄卒たちもなぜこんなに楽しげなのだろう?興味は尽きない。2020/08/09

cape

12
滑稽な像で表現された地獄世界の世界。ワット巡りの最中に1度見かけて、中学生以下だなと思った彫像には、深い意味があったのだ。タイの各地に点在する、観光客にはタイのC級スポットだが、これを真面目に研究した著者に感服。写真も豊富で、解説もほどほどでちょうどよい。興味深さは底無し沼。この著者によって、B級に格が上がったと思う。タイの地獄寺、いくつも廻りたいとは思わないが、旅の途中のヒトコマに、冷やかしがてらに行ってみたい。そんな私は地獄行きか。2021/03/21

ちはや

8
本屋にて。日本の昔話同様、タイの子どもたちは悪いことすると地獄にいくよとこの寺のことを話されるのだろうか?と思ってしまった。細部まで読んでないけど、かなりインパクトある銅像等。夜は行けない(^_^;)2019/01/10

5
タイに行きます。セクシーお姉さんとともに。面白いね。今回もまた、たくさん読んで、出かけます。タイに関して何も予備知識がないまま手に取った、手始めの一冊目が本書。一冊目として大胆に間違っているように見えて、実は大正解。地獄寺を切り口に、タイの仏教、歴史、美術史、土着信仰などをひもといた、わくわくの一冊。写真がいっぱいで楽しい。どのページもそれはそれは多様な地獄で、それでいてなんだかユーモラスで、とてもよい。作者の椋橋彩香さんが訪ねて回ったタイ各地の地獄。いつだったか、伊豆極楽苑に行ったときの衝撃を思い出す。2024/07/09

Tomonori Yonezawa

4
県立Lib▼2018年の本▼3章157頁、タイの地獄思想とその表現、地獄寺、地獄の住人達▼柴さんのビブリオバトルで興味を持った。▼著者は真面目な研究対象として「タイの地獄寺」をテーマにしているようだが、写真とセットで見るとどうしても珍スポット紹介な紀行文である。妖精を「ピー」呼ぶことも絵図と相まってイロモノ感があるw。読めば読むほど「これは一種のテーマパークだよなぁ。」と思う。▼ディズニーもあと500年したらウォルトが教祖でミッキーが伝道師、フック船長がワニに食われ続けるテーマパークが出来るのかも。2025/03/15

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