内容説明
敗戦後、『きけわだつみのこえ』『雲ながるる果てに』『あゝ同期の桜』など数多く出版されてきた特攻隊にまつわる遺稿集とその映画から「特攻」表象の歴史的変容を読み、「特攻」が「反戦」「犬死」「忠誠」「殉国」「反逆」と多様な語られ方/読まれ方をしてきたプロセスを追って、戦後日本のナショナリティと「戦争の語り」の限界と可能性を照射する。
目次
第1章 「正」と「美」の二項対立(戦争末期と特攻;学徒兵の「反戦」イメージ;「わだつみ」へのアンチテーゼ;「純真」な特攻像の受容)
第2章 「犬死」の多義性(『あゝ同期の桜』の刊行;特攻の「任侠」化;予科練の遺稿集と映画)
第3章 「殉国」の逆説(「忠節」への共感と反感;「殉国」と天皇制批判)
著者等紹介
福間良明[フクマヨシアキ]
1969年、熊本市生まれ。同志社大学文学部卒業。出版社勤務を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。香川大学経済学部准教授。専攻は歴史社会学・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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