出版社内容情報
すっかり着物に夢中になったさとり。知れば知るほど難しく…そして面白い!! ある日さとりは、和文化の師匠と仰ぐ元芸妓の着物美女・銀太郎さんの秘められた過去を知って…!? 和文化に興味がある人も、そうでない人も、読めば笑って泣けてちょっと賢くなる! 東村アキコが描く等身大の趣味道まんが、第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
49
花筏のエピソードがせつない…。御所解の帯もそうだけど、着物はその時々の思い出が洋服より深くなるような気がする。誂えた時のこと、着て出かけた時のこと、思い入れを持って準備して、着物をまとうからかもしれない。「着物の世界に足を踏み入れると…知ってることも別の意味を持って私の中に再インストールされる。」というさとりちゃんの言葉がすごく良くわかる。着物から見る草花、季節がより鮮明になる感じ。四季草花のお着物は、本当に無敵。1枚あれば事足りるけど、季節ごとに取っ替え引っ替えしたくなるのが、着物沼。2023/12/17
どあら
36
妹から借りて読了。和文化は奥が深い…🍡🍵🍶⛩️着物を着てお出掛けしたい👘2023/06/22
むつこ
27
着物文化って素敵。春の柄が特に多いのが興味深く、初心者でも一人で着付けるYouTubeの存在にいい時代になった。それでも「夜鷹」のような姿には頷けるし大笑いした。いざその日のために10年も前から用意する着物に理解できない人は「?」だ。令和の時代に入り、着物文化はどう生き残るのだろう・・・2023/07/15
ぐうぐう
27
雪輪のさとりと雪持ち笹の銀太郎と龍子。思いがけない雪の着物の重なりに龍子は「あと一人いたら細雪って感じ」と洒落る。もちろんこの洒落の意味をさとりは理解できていないだろうけど、あえて東村アキコも説明を要しないで先に進む。本作は若者に着物文化への興味を覚えてもらおうとの主旨で描かれているが、教養を押し付けようとしていないのがいい。雪輪の着物を着たさとりが雪が舞う銀座の街で、自分が風景の一部になっていることに気付く。奇しくもヨシエ先生が言う。「着物ってのはねえ…考えるんじゃない…感じるんだ…」2023/06/11
aisu
19
カフェ店員さとりは、ひょんなことから、ギャラリーを借りて器の展示販売を営む着物美人銀太郎の手伝いをすることになる(一番最初のキッカケってまだ描かれていない?)。和の器の展示なので、着物に全く素人だったさとりは何度か着物を借り、着付けてもらっているうちに、着物に惹かれていく。銀太郎の過去も少しずつ明らかに…。第5話:雪輪、第6話:纏、第7話:富士、第8話:花筏2025/06/07