出版社内容情報
作業療法のやりがいを伝え、作業の治療的パワーと作業療法の社会性を確認し、病気やけがからの回復を促進して健康的で主体的な生活の構築を導く作業療法士へとガイドする。現役の作業療法士も自分の知識と技術を強化・向上させられるように実践的に解説する。
はじめに――人々が「したいこと」を通して治療し、「したい」を実現する医療専門職?
第1章 作業療法士という専門職の概要
1 重要視するのは、人の「したいこと」?
2 作業療法の「作業」って何?
3 「誰」を支援する?
4 作業療法特有の評価・治療・介入手段とは
5 どんなところで働いているの?
6 どのような社会を理想としているの?
7 作業療法と作業療法士の将来性は?
8 作業療法士の資格を得るには
9 作業療法士の養成校(大学を含む)では、何を勉強するの?
第2章 健康や幸福への作業の影響
1 長生きするには、運動や体操をしなければならない?
2 おこなうことで健康や幸福になれる作業はどれ?
3 どのように作業をおこなうと、健康感や幸福感は高くなる?
4 人は作業をおこなうことで必ず健康になれる?
5 身体に障害がない人のほうが、障害がある人よりも健康的で幸せ?
6 健康・幸福と作業の関係について社会で意識されないのはなぜ?
7 特別なことを始めなくても――普段していることをし続けることで、人は健康を保つことができる?
8 作業を「しない」と人はどうなるの?
第3章 作業療法の強み――“作業”を用いた治療・介入の効果
1 理学療法と区別がつかない印象があるのはなぜ?
2 何か(作業)をするのは、手足や体が動くようになってから?
3 手足や体の動きが回復すれば、したいことが自然にできる?
4 遊んでいたり楽しいことは、手足や体をよくする?
5 何か(作業)をするのは、心や頭のはたらきが回復してから?
6 作業の治療的パワーが引き出されるのはどんなとき?
第4章 作業療法の評価・治療・介入手段や介入技術
1 なぜ病気のことではなく、プライベートな話を聞きたがる?
2 「したいこと」がわからない人には治療や支援はしないの?
3 実現不可能と思われることでも支援するの?
4 治療・介入の前におこなう特有の検査・評価とは
5 用いる治療・介入にはどんなものがあるの?
6 人が「したいこと」を実現するために使っている技術とは
7 そばにいるだけで、何もしてくれないこともある?
おわりに
付録1 作業療法士になるための養成校
付録2 作業科学が学べて研究ができる大学院
付録3 もっと作業療法を知るための図書
齋藤 さわ子[サイトウ サワコ]
1966年、石川県生まれ。茨城県立医療大学教授、博士(作業療法学)。講習会講師やコーディネーターを務める。共編著に『作業療法がわかる COPM・AMPS実践ガイド』(医学書院)ほか。
内容説明
作業療法のやりがいを通して仕事の魅力を伝え、作業の治療的パワーと作業療法の社会性を確認し、病気やけがからの回復を促進して健康的で主体的な生活に導く作業療法士になれるようにガイドする。これからめざす人だけではなく、すでに作業療法士になっている人も自分の作業の知識と技術をみがくことができるように実践的に解説する。
目次
第1章 作業療法士という専門職の概要(重要視するのは、人の「したいこと」?;作業療法の「作業」って何? ほか)
第2章 健康や幸福への作業の影響(長生きするには、運動や体操をしなければならない?;おこなうことで健康や幸福になれる作業はどれ? ほか)
第3章 作業療法の強み―“作業”を用いた治療・介入の効果(理学療法と区別がつかない印象があるのはなぜ?;何か(作業)をするのは、手足や体が動くようになってから? ほか)
第4章 作業療法の評価・治療・介入手段や介入技術(なぜ病気のことではなく、プライベートな話を聞きたがる?;「したいこと」がわからない人には治療や支援はしないの? ほか)
著者等紹介
齋藤さわ子[サイトウサワコ]
1966年、石川県生まれ。茨城県立医療大学教授、博士(作業療法学)。講習会講師やコーディネーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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前田颯斗
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