図書館・まち育て・デモクラシー―瀬戸内市民図書館で考えたこと

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図書館・まち育て・デモクラシー―瀬戸内市民図書館で考えたこと

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787200716
  • NDC分類 010.4
  • Cコード C0000

出版社内容情報

民主主義社会を維持するためには、知る自由、学習する権利が絶対的な基盤である。そのデモクラシーを支えるのが図書館だ。とくに公共図書館は、市民にもっとも身近な教育施設として、書物や資料、情報を集積し、著者それぞれの知的営為を持ち寄った場である。



多くの人々の興味・関心を「持ち寄り」、利用者は世界中の本から自身の気づきを「見つけ」、わかる喜びをほかの人と「分け合う」。図書館は市民の〈知りたい〉を支え、情報のナビゲートを通じて主体性の確立を促す。そして、地域の情報ネットワークの中心となって人々に等しく寄り添い、まちの連帯と文化的な発展に寄与していく。まちの活性化の鍵は図書館にあるのだ。



構想段階から市民が参加して新しく作り上げた瀬戸内市民図書館は、2017年に「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」の大賞に輝く。その館長として図書館と地域の発展に貢献した著者が、自身の図書館員としての体験談を交えながら、地域の住民一人ひとりが主役になって作る現代の公共図書館像を描き出す。

目次

第1章 図書館を知っていますか?
第2章 文化としての図書館
第3章 持ち寄り・見つけ・分け合う広場を作る―瀬戸内市の図書館づくり
第4章 図書館とまち育て
第5章 図書館と蔵書づくり
第6章 図書館とデモクラシー

著者等紹介

嶋田学[シマダマナブ]
1963年、大阪府生まれ。奈良大学文学部教授。専攻は図書館情報学、公共政策論。大阪府豊中市立図書館や滋賀県永源寺町立図書館、滋賀県東近江市立図書館、岡山県瀬戸内市新図書館開設準備室長を経て瀬戸内市民図書館館長。2019年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ででんでん

48
もっと広くいろいろなことを考えて、頭に置いて、働かないといけないと思った。読めてよかった。2023/07/13

鳩羽

8
岡山県瀬戸内市民図書館の立ち上げに関わった経験をもとに、図書館を分かりやすく、けれどより深く掘り下げ、図書館をあまり利用しない人にも図書館の目的と意味が伝わりそうな本。民主主義を支え、本来は政策目的としっかり噛み合うべきという政治的な機関という堅いイメージと、ただ本を借りるだけという何のためにあるのかよく分からないイメージの間を、主体的能動的な利用者が興味・問題を発展・解決していくことで、自分たちのものであり尚且つ地域社会のものでもある図書館を発見していけたらいいと思う。2019/11/29

Bridge

6
図書館が公の組織である必要性を、わかりやすい言葉で説いている。また、TSUTAYAの関わっている図書館の問題点を具体的に示しているので、何が問題とされているのか知らなかった読者には参考になるだろう。これからの図書館に必要な要素も大いに提案されていて、参考になる。著者が勤務していた瀬戸内市民図書館を、1度訪ねてみたい。2020/02/20

yomite

5
内容おが多岐にわたりすぎて、知りたかった内容は期待ほど入っていなかった。ただ公共図書館を設置している行政の担当者には読んでほしい。でも、ある程度図書館について知識がないと分かりにくいかもしれない。 図書館は今も潜在的利用者と潜在的利用ニーズがたくさんあるのは明らかで、それを掘り起こすには時間とアイデアと人が必要だし、自治体の各部署との担当と情報交換できる余裕と、その立場が図書館員にも必要で。なにせ、非正規職員ばっかりで。やれやれ。2020/09/27

akaneirosora

4
図書館は生きている死者の声を聴く場所ということ。自分・地域・まちの今は、多数の生きてきた死者によってつくられたもの。今を生きる、未来をつくる人々はその声、自分とは異なる他者に耳をすませなければならないと言っていた。そのための「資料」が図書館にある資料。図書館にある新聞記事のスクラップや、昔の地図、自治体の市史、あらゆるジャンルの本も。わたし以外の他者、出会えない他者、亡くなった他者の言葉があつまった場所が図書館。その場所の尊さを思った。2019/12/31

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