昭和住宅物語―初期モダニズムからポストモダンまで23の住まいと建築家

昭和住宅物語―初期モダニズムからポストモダンまで23の住まいと建築家

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  • サイズ A5判/ページ数 439p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784786900815
  • NDC分類 527
  • Cコード C3052

内容説明

藤森建築探偵が、現代住宅の完成をみた「昭和」に焦点を当てて、そこで成された住宅の主要な改革を探偵の目と足で確認し、つぶさに報告し、建築家の果たした役割を明らかにしている。探偵の目は、洋々たる未来を「住宅」に見ているようだ。その証とは―。

目次

1 モダニズムの青春(生き続ける白い箱―土浦亀城と自邸;ライト使徒伝―遠藤新と加地邸;北の地のライト式―田上義也と坂邸・坂牛邸;日ル本高初の住宅作家―山本拙郎と和田邸;巨匠も若い頃は…―堀口捨己と小出邸・岡田邸;現実からの分離派―山田守と自邸;コルビュジエとの一本勝負―レーモンドと夏の家)
2 立ちつくす戦前(職業婦人の館―同潤会と女子アパート;数寄屋はいかに発見されたか―藤井厚二と扇葉荘;新興数寄屋の開粗吉田五十八と杵屋別邸;“縄文的なるもの”のそのまた原型―白井晟一と歓帰荘;アメリカ建築を生きる―松ノ井覚治と数江邸;戦時下の哀しき愉しみ―村野藤吾と自邸;満蒙に開いたカラカサの家―満蒙開拓青少年義勇軍と日輪舎)
3 戦後モダニズム(焼け跡のプレハブ住宅―前川国男とプレモス;3DK誕生記―計画学者とダイニング・キッチン;ステンレス流し台の生い立ち―公団とナス流し台;住まいの工業化とは―池辺陽とVAN石津邸;板張りのモダニズム―吉村順三と自邸;日本におけるミース的なもの―清家清と斎藤邸;コルビュジエの大いなる影の下で―吉阪隆正と浦邸)
4 血煙リポストモダン(コルゲート男の冒険―石山修武と開拓者の家;奇蹟のようなエイズのような―石井和紘とジヤイロ・ルーフ;鼎談 時代はゴミかプッツンか―建築史家と建築家)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

4
思っていたのと違って、インタビューや説明文が長く、写真が少なく、しかも白黒で・・インパクトがなく、心に響いてきませんでした。 途中でギブアップ。2014/01/30

りんか

3
建築のことはさっぱりわからないど素人なのだが何となく目に付いたので読んでみた。モダニズムの呪いは根深いのだなぁとか、長年残る文章に流行語を使うと中途半端に古くなった時に痛々しいなとか、基本的に土地や経済的に余裕のある状態が前提で暮らしよりも建築ありきな住宅の話だから一般人にはピンと来ないなと思いつつ読了。ダイニングキッチン誕生の話は現在に至るまで一般の住宅の中に根付いている機能に関するものだけに面白かった。2017/03/07

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