内容説明
太平洋戦争、日本は史上はたしかに敗れた。が、その末期、ある戦域、ある時期、ある戦いではまちがいなく勝っている。しかし、それは現在、ほとんど秘匿されている。秘匿されてきた勝利の事実、日本海軍の戦績。その中に連合艦隊の特異な防空巡洋艦『綾瀬』の驚異の働きがあったことは当然知られていない。圧倒的な防空砲火による勝利の数々のさなか、危機のたびに『綾瀬』の軸先に現れる少女の幽霊。海軍の精鋭たちも涙したその真相とは?『綾瀬』はどんな活躍をし、どのようにして栄光を掴んだのか?SFを駆使したニューバージョンの戦記シミュレーション小説。
著者等紹介
米田淳一[ヨネダジュンイチ]
1973年8月3日秋田県生まれ、神奈川県在住。1997年『プリンセス・プラスティック』講談社ノベルズで作家デビュー
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