内容説明
伝統的仏教寺院の住職として、歴史家として、そして部落問題研究家として生きる著者の人間的解放を求めた苦闘の記録。
目次
第1章 173万8000人の1人(誕生;幼年時代;目ざめ;生と死;戦後恐慌始まる;立ち上る民衆;関東大震災)
第2章 国家を見る眼(軍国主義教育;反共議会制の成立;思想弾圧始まる;歴史の転換期;考える若者;学問自由の発見;学問自由の探究)
第3章 行動への布石(ファシズム台頭;立ち上る学生・インテリ;歴史学への関心;行動への第一歩;飛躍の決意;“転向”;高校卒業)
第4章 たぎる不信と怒り(友の証言;京大入学;迫る脅威;「天皇機関説」攻撃;二・二六事件;『学生評論』参加;文化運動と人民戦線)