ブックレット近代文化研究叢書<br> 「ドヤ街」から読む「あしたのジョー」

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ブックレット近代文化研究叢書
「ドヤ街」から読む「あしたのジョー」

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  • サイズ B5判/ページ数 96p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784786203138
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C1395

目次

序章 同時代評の限界―反体制の枠組みを越えて(山谷の暴動とジョー―力石登場以前;左右のせめぎあい―“実行”の場としての「ドヤ街」;ジョーの「あした」とは―「ドヤ街」と可能性)
第1章 比喩としての肥大化した身体―「壁」解体の試み(ボクサーとしてのジョー―手段と目標;ボクシングとは―戦後とスポーツ;金は「力石におとる」のか―「立ちあが」り続けること;「過去」と「あした」―力石の再浮上)
第2章 変化する「ドヤ街」―「過去」との対峙(金の「過去」と現在―「地獄」をめぐって;「引き揚げ」と現在―ちばてつやの「非定住者感覚」;「焼跡のイエス」の後継者たち―「少年」とジョー;「なみだ橋」と懸け橋―「チビ連」との関わり)
第3章 “人間”化するジョー―戦後を問う姿勢(「あした」の力石―マンモス西との差異;ボクシングによる描きかえ―「あした」と現実;「クロスカウンター」とは―先行者との交わり;力石の死―「とことん打ち合うこと」の両義性;グローブのゆくえ―ジョーと葉子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

29
科研費の区分表に「聖地巡礼」がある。泪橋も該当地になるのだろうか。「学生運動家はジョーに反権力・反体制の姿勢を見て共感した」という同時代の言説に「そんなに単純じゃないんだ」と著者は言う。そして「ジョーという存在は、個人が背負う多様性と複雑性を体現(包摂)した機微じゃないか」と言い、そこに現代性を読み取ろうとする議論は興味深い。しかし取り上げる70年代の圧倒的な熱量を持った批評に押され、著者の主張がかすむ。個人的には、あしたのジョー50周年記念作品「メガロボクス」を合わせ観たことで本書の示唆がつかめそうだ。2021/09/05

templecity

11
原作者の梶原一騎もちばてつやも戦後の引揚、混乱を体験している世代。三島由紀夫もあしたのジョーのファンだったとのことだが、梶原一騎の物語が階級闘争的な要素があるとはいえ、左翼でもない。力石徹もジョーも親の思い出も持っておらず家庭の温かみも知らない。この辺は同じ原作であるタイガーマスクにも通じるところがある。物語にあるテーマがあるとも言える。また軍隊の理不尽な新兵いじめも存在していたことも書いている。今の世代の漫画かには描けない重みがある。2022/05/01

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