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出版社内容情報
エロ漫画雑誌を読んでいた人なら読者ページで一度は見たことがあるという独特な
タッチの画のハガキ職人・三峯徹氏の輝かしい歴史と魅力をあますことなくご紹介!
三峯氏の投稿へのこだわり、情熱が感じられるサブカル最強の1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
40
エロマンガ雑誌の投稿欄で超有名人だった素人の人の評伝漫画(のパロディ)。この人の名前は聞いたことはあるのだが。毎回ほぼ同じ絵柄の投稿画を見ても、残念ながら、まったく覚えがなかった。2024/10/12
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
11
こんな単行本になるくらいだからさぞかし有名な方なのだろうけど不勉強ながら存じ上げず。昭和のエロ雑誌の投稿コーナーに30年に渡って投稿し続けている(現在進行形というのがまたすごい!)いわゆるハガキ職人的なものかと思ったら、ちょっと違うかな。とにかくその熱量がすごい。昭和の雑誌文化の豊さを思い知らされる。その豊さの恩恵を享受したであろう人々によって作り上げられた作品がこれ。正直、件の投稿ハガキだけ見ても何も感じるものはない。ネットなどない時代に「自慰行為誘発を目的とした漫画刊行物」という場ならではのものとしか2024/11/16
コリエル
8
これ軽い気持ちで読んだがすごい労作だよ。伝説のハガキ職人三峯徹の実態に迫るセミドキュメンタリー漫画になっているのと同時に、彼の足跡と並走してきたエロ漫画雑誌を中心としたサブカルチャーの潮流を辿る年譜としても読める。描くのに無駄に苦労したで賞とか誰かあげてやって。2024/09/14
イワハシ
6
マンガだが、資料性の高さが素晴らしい。エロマンガの投稿欄という、ニッチの極北で活動する孤高の人・三峯徹を描くことで、80年代からの業界を俯瞰するという取り組みには強い感銘を受けた。作画カロリー(参考文献を全て模写している)も素晴らしい2024/08/16
笠
5
4 面白かったー。読者投稿コーナーへのハガキ投稿という行為のみでここまで有名になった男は日本全国を探しても彼しかいない、まさに虚仮の一念岩をも通すというか、雨垂れ石を穿つというか。絵が上手くならなかったからこそ強烈な個性を放ち、三峯が三峯たりえたというのも面白い。周辺文化についての解説も詳細かつ実感が伴っていてよかった。確かにスタンドアローンだった自分の中の三峯徹が並列化された瞬間の、「やっぱりみんな気になってたんだ!」感は今でも覚えてるわ。2025/01/30