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出版社内容情報
999分の?若さ?に翻弄された Merry Bad End
全てに無感情だった教師・橘 伽凛が?淫ら?と引き換えに手に入れた999分の若さと情熱は恋する教え子・友里に一方的に注がれた。
「愛の力」を過信した伽凛の行動は、やがて日常生活に歪みをもたらし、彼女自身もそのうねりに飲み込まれてゆくーー。
[出版社から]
「ぼくらのふしだら」に続く第2シリーズ完結巻。
「淫ら」と等価交換で手に入れた「若さ」が、恋に諦めていた女性の性に火をつける。
全てをかなぐり捨てた莫迦な女の末路とは?
大見 武士[オオミ タケシ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
23
漫画レクイエム・フォー・ドリームだ!人間が性、承認欲求…どんな物にでも縋らないと生きていけない弱さを巧みな話運びと絵で展開。それはドラッグに溺れるのと同じ、互いを求めているようで実は自慰。SEX行為と引き換えに若さを操る変身能力を手にした女教師と少年のおねショタ。「ふしだら」は前作ぼくらの…に続き性行為ではなく他人を操ろうとする身勝手さ。高校生恋愛場面のお花畑感、絵のタッチを思い切り変え描く画力も凄い!普段は能天気でウエルメイドなエロ描く著者らしいが闇、破綻、病んだ女を描く力物凄いしもう自作が楽しみ2017/04/28
ジョン・ドゥ
4
現実の自分に別れを告げ虚構の人生を歩む。その対価として邪魔する全てを排除する。社会との繫がりがなくなると自制が利かず破滅へまっしぐらとなる。多少の幻想で脚色されている物の現実とはそんなギリギリのバランスで成り立っていると思い知らされる。2017/06/02
わびすけ
3
不誠実に雁字搦めにされた彼女の行く末はあまりにも惨くて愉快なバッドエンド。「薬物」を「快楽」に例えて淡々と他人が語らせることで彼女が堕ちていく過程をわかりやすく浸透させ、異常性をより際立たせたのが見事。最初の手軽さも自慰行為と近いものがある。オナニーで始まりオナニーで終わるという自己満足の塊で、「ふしだら」というテーマにぴったりだなと感じた。体調が落ち着いたら第3シリーズも読みたいです。2017/04/17
連雀
2
堕落していく主人公の様が、あり得ないとは言えないリアリティでなかなか読ませました。前作があるようなのでそちらも読んでみたいです。2017/04/22
うぃ
1
1.0 こうなるだろうなぁ、と思っていたとおりの展開と結末。ヒネリがないなぁ。2018/06/22