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出版社内容情報
どうにも不気味、でも気になってうっかり読んでしまう…すっかり定番です。「コワいもの見たさ」が尾を引きます。
ゾクゾクしたいあなたの期待に必ず応えます…この季節にぴったり!
高港 基資[タカミナト モトスケ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
22
物凄く怖いのに温かい、そんな話が多い気がする。前々から児童虐待や社会の不条理に対する姿勢など平山夢明に通じると思っていたが、平山さんも少しずつとんがったグロテスク残酷描写から大きく家族を見守る存在など(その代わり仇なすものには容赦がない)に目が向くようになった同じ進化を見るようで面白い…とはいえ、温かいかなーっと思ったら凄くスッキリしなかったり正当怪談だったり侮れない! ノツゴ…コエエ。ポケモンGOお気をつけて…2016/07/27
hannahhannah
11
「家族について」は暗い話。ただ後味はまぁまぁ。「死人憑き」は怖いのにラストの「ぶぶぶぶぶぶ」で笑ってしまった。「はらから」は良い話。「身代わりの人形」はトワイライトゾーンのような凝った展開をする話。珍しくラストが爽やか。「地下駐車場」は最後のページいっぱいのホラー顔が笑いを誘う。「温誕生日のおまじない」は祖母が孫を案じるどこか謎めいた雰囲気の話。「ノツゴ」は駅の気味悪い話。後味は良かった。2017/10/27
ドント
4
グロテスクさ、暴力性は相変わらずだけど、家族を守るハートウォーミングなお話が妙に多い9巻。どこに着地するかと思ったらイイハナシダナーで終わって驚くこと数回。「地下駐車場」と「ノツゴ」(禍々しくていいネーミングだ)のオバケのビジュアルが同じなのはなぜだろう。2016/07/26
シェリー
3
お誕生日のおまじないみたいな話って怖いなぁ。他の話も面白かった。2016/07/24
Fumitaka
2
『家族について』人間より猫の方が優れた生物だ。『死人憑き』映像化できそう。『はらから』一種の百合です。『身代わりの人形』確かアワーズで読んだ。世知辛い。『地下駐車場』知らなかったら悪意がなくてもアウトってのが辛い。『お誕生日のおまじない』忘れたらやば過ぎる。『ノツゴ』こういう妖怪みたいなのもいいですね。確か高港基資先生は『女優霊』の漫画版で知ったんですけど「地雷のような」のが怖いところだと思います。狙われる理由もよくわからないのがいい。スティーヴン・キングの言う通り「不幸は常に理不尽」。2022/05/17