ヤングキングコミックス テングガール 〈１〉

上山徹郎

少年画報社（2013/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784785951443
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[虎師匠]

東京に程近いながら、緑豊かな地方都市を舞台に、悪霊に取り憑かれ幻獣と化した動物から魔を祓う役割を担わされてしまった少女の活躍を描く、ちょっと懐かしいﾃｲｽﾄのｽｰﾊﾟｰﾋﾛｲﾝ物。一巻丸々、その突然の変身から、怒りや憎しみからではなく、小さな命への優しさ故に自ら覚悟を持ち変身を果たす誕生編として描いている為に1話1話のｶﾀﾙｼｽは薄いが、単純な解決物にせず、あくまで少女の日常に怪異が現れる造りを貫いているので、不思議と爽やかな読後感に浸れたな。

2013/10/26

[kasukade]

上山さんのエッジの効いた部分が丸みをもって帰ってきました。前作ミツヨシ完結編から「シンプルな上手さ」に路線を変更し（ミツヨシ２巻からコッテリさを抑えめにしてましたが）、『読みやすさと絵の軽やかさ』で決めるとこは決めるフィギアスケートのような演出と構成（コマ割りなどは昔のエッジを残してます）は新たな上山徹郎の魅力になりそうです。ちゅうかこれを電撃マ王で連載してくれりゃあちょうどよかったんじゃなかろうか？ホント連載漫画と掲載雑誌のバランスが合わない漫画家ですw

2013/10/21

[esbee]

上山さんの新作なので購入してみた。マニアックな設定は控えめで、間口は広いけど、これからどうなるかな。個人的には戦闘ヒロインよりも、村おこしとかいまののどかな雰囲気を活かしてほしいかな

2013/10/20

[滝沢キック]

長年上山徹郎ファンをやっている身としては、早くこの方の才能と絵のうまさを世間に知らしめたいという野望がありまして、今回の作品のスッキリとした絵柄とコミカルな展開は非常に喜ばしく思っております。しかも、いつもと少し違うテイストだとしても、徹郎先生の魅力が十二分に詰まっており、戦闘シーンのコマ割り、流れるような視線移動、構図等は目を見張るものがあります。今までの作品は手に入れるのが非常に困難になっている作者ではございますが、このマンガで興味を持たれた方は是非、過去の作品にも手を出してもらいたいものです。

2013/10/26

[あおりたくみ]

初上山先生。なんかもう、動物の描き方がむちゃくちゃ良いです。アミがサブローを抱いて家に帰ってくる所で、子タヌキがくったりしている所なんて凄いです。子犬はまだしも、なぜタヌキをこんなに上手に描けるのか！いや、女の子も可愛いんですが。

2013/10/24