出版社内容情報
株主平等の原則の機能と判断構造について理論的に検討
会社法制定後、適用場面の拡大がみられ、さらに重要な役割を果たすようになってきている株主平等の原則の機能と判断構造について、ドイツ法との比較法的考察・検討を踏まえ、日本法における議論を整理・分析し、精緻に検討した一冊。
内容説明
会社法の制定後、適用場面が拡大し、重要な役割を果たすようになってきた株主平等の原則。その機能と判断構造に関する分析を行う商事法務研究会賞第17回受賞作を再構成。
目次
第1章 ドイツ法における平等取扱原則という法理の内容
第2章 ドイツ法における多数決濫用への対処法理と平等取扱原則1―判例および従来の学説
第3章 ドイツ法における多数決濫用への対処法理と平等取扱原則2―近時の見解
第4章 ドイツ法の検討結果の総括と日本法の検討方針
第5章 日本法における学説の整理1―株主平等の原則と定款自治
第6章 日本法における学説の整理2―株主の不平等取扱いの許容性
第7章 日本法における判例の整理
第8章 本書における検討課題の考察
著者等紹介
山下徹哉[ヤマシタテツヤ]
1983年大阪府に生まれる。2021年京都大学大学院法学研究科教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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