出版社内容情報
手続利用者から見た民事訴訟の実際をデータで把握する〈br〉 〈br〉2021年民事訴訟利用者調査を分析。裁判に至った経緯、裁判の利用動機、裁判の手続過程と結果の評価、裁判官・弁護士/裁判所職員に対する評価、裁判制度全般に関する評価等についての、コロナ禍における手続利用の一断面を明らかにし、 IT化前夜にある今後の日本の民事訴訟を占う。
内容説明
2006年以来の定点観測を継承し、IT化前夜の日本の民事訴訟を検証。
目次
1 はじめに―調査の経緯
2 調査の目的
3 調査方法(概要;調査対象事件および当事者;調査事件収集期間および調査期間;調査対象者の抽出手順;最終的な調査対象者数;調査の実施手順;事件情報の管理と問い合わせ体制等;調査スケジュール)
4 回収状況と回答者の属性(回収状況;回答者の状況;回答者の属性と裁判所別件数;裁判体、立合頻度、訴訟経験等の状況)
5 調査結果の概要(調査事件の内容、当事者・相手方;裁判に至った経緯等;手続過程・関与者評価;裁判結果の評価;制度・法律評価)