内容説明
資本市場の実情、インフラ公募REIT、大量保有報告書開示制度、インサイダー取引、相場操縦、株主アクティビズム、適合性原則…。日本においてほとんど紹介されていない中国の商事法分野の最新の法制度とその運用の実態、学界における研究状況を知ることができる待望の書。
目次
1 多層的資本市場の構造
2 科創板登録制の実施メカニズムとリスク防止
3 インフラ公募REITの仕組み及びその問題点
4 大量保有報告書開示制度の改善について
5 虚偽記載の民事損害賠償における因果関係―司法解釈による新発展を中心に
6 詐欺防止理論に基づいたインサイダー取引類型の再構築―原理の再考と実証検証
7 相場操縦の認定基準―中国証監会の行政処罰文書に関する研究に基づいて
8 アクティビスト株主としての投資者保護機関―中国証券中小投資者サービスセンター有限会社を例に
9 適合性原則の立法とその特徴
10 証券集団訴訟における権利者の範囲確定手続に関する検討及び展望―康美製薬事件を素材として
著者等紹介
神田秀樹[カンダヒデキ]
学習院大学大学院法務研究科教授・東京大学名誉教授
朱大明[シュタイメイ]
東京大学大学院法学政治学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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