内容説明
会社関係者の権利実現の充実を図るため、比較法的・沿革的考察を通じて、解釈論上、立法論上の問題を探求する。
目次
第1章 日本における問題の所在(形成訴訟説と取消訴訟への移行;判例による検討)
第2章 アメリカにおける株主総会決議を争う訴訟(総説;決議を争う訴訟の実体法的側面)
第3章 アメリカにおける会社役員の地位を争う訴訟―クオ・ワラントと制定法上の救済(クオ・ワラントと制定法上の救済の沿革と対象;会社役員の地位を争う訴訟の実体法的側面 ほか)
第4章 ドイツにおける株主総会決議を争う訴訟(ドイツの決議を争う訴訟の沿革;ドイツの決議を争う訴訟のシステム)
第5章 総括と結論(株主総会決議を争う訴訟の意義;株主総会決議を争う訴訟を構成するサブ・システムの分析 ほか)
追補 個別株主通知と株主名簿制度―立法論的・解釈論的考察
著者等紹介
岩原紳作[イワハラシンサク]
昭和27年生まれ。現在、早稲田大学法学部教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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