内容説明
現在100歳を超えてなお活発に夫の語り部であり続けるエリーザベト夫人。クラウス・ラングによるロング・インタビューで明かされる数々の真実、そして初公開となるヴィルヘルムとエリーザベト二人の往復書簡は、従来のフルトヴェングラー像にいっそう輝きと奥行を与える。話題の大著が、夫人とも親交のある野口剛夫氏(東京フルトヴェングラー研究会代表)の翻訳でついに本邦に登場。
目次
第1部 エリーザベト・フルトヴェングラーとの対話(カティンカ;ハンス・アッカーマン;マリア;ヴィルヘルム・フルトヴェングラーとの結婚;第三帝国と戦後;残り少ない人生;フルトヴェングラーの性格;モニ・リックマース;アルマ・マーラーとオスカー・ココシュカ;アクラ・シルヴァ;三人のベルリン子たち;死後の名声;カルロス・クライバーとの文通;EFへの最後の問い)
第2部 往復書簡
著者等紹介
ラング,クラウス[ラング,クラウス][Lang,Klaus]
1938年、ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ生まれ。ベルリンの劇場で音響技師としてエルヴィン・ピスカートルと4年間共同作業をする。SFB(自由ベルリン放送)で制作した300もの音楽番組のうち、いくつかは国際的な賞を受賞している
野口剛夫[ノグチタケオ]
中央大学大学院(哲学)、桐朋学園大学研究科(音楽学)を修了。作曲理論を別宮貞雄氏に師事。研究、翻訳、講演、指揮、作編曲など多方面に活動している。現在、東京フルトヴェングラー研究会代表、ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ音楽監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。