出版社内容情報
理論と実務を架橋する画期的なテキスト。待望の改訂版を刊行
全体像を理解するには困難さをともないがちな民事訴訟法を、わかりやすい記述で解説し、学生から法曹実務家まで大好評を博したテキストの改訂版。民法改正や実務の進展、新判例を踏まえて内容をアップデート。多くの図表・チャートを収録し、応用がきく深い知識と法的思考力を身につけることを目指す。
内容説明
法改正や判例・学説の進展に対応。図表・チャートを駆使し、学習者目線で難解で高度な議論をわかりやすく解説。法学部生・ロースクール生のみならず法曹実務家にも必携の1冊。
目次
民事訴訟法全体の概観
裁判所
訴えの提起
当事者
訴訟要件
訴訟手続の進行
口頭弁論とその準備
弁論主義
訴訟行為論
証拠法総説
証拠調べ
裁判によらない訴訟の完結
裁判
請求の客観的複数
請求の主観的複数
上訴・再審
その他
著者等紹介
和田吉弘[ワダヨシヒロ]
東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程(民事訴訟法専攻)修了(同課程在学中に司法試験合格)。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(民事訴訟法専攻)単位取得退学。司法修習生、明治学院大学法学部助教授、東京地方裁判所判事、青山学院大学大学院法務研究科(法科大学院)教授等を経た後、現在、立命館大学大学院法務研究科(法科大学院)教授で弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Studies
1
良書です。分かりやすいです。2024/09/16
うどんさん
0
読み物としては非常に分かりやすくスッと入っていけて無理なく通読できる反面、用語の定義や条文の要件・効果、判例の規範や論点などの話が本文の記述の中に溶け込んでいて明確に書かれていないので、試験用としては意外と使いづらい面もあるかもしれない。また、複雑訴訟についてはやや記述が薄くて物足りない印象を受けた。全体的な手続きの流れや民訴法の基本的な考え方をまず理解するのには良い一冊だと思う。場合分けが必要となるケースで、その結果を図や表などで表現してくれていたのは工夫を感じて個人的にはありがたかった。2022/12/27