出版社内容情報
AIに関する法律問題を実務の観点から徹底的に解説したAI法務の必読書
『AIの法律と論点』(2018年3月刊)の改訂・改題。AI契約ガイドラインの改訂、個人情報保護法・著作権法・不正競争防止法の改正を踏まえて見直しを行った。金融機関におけるAIや機械学習の法的問題など新たなAI法務の論点も盛り込み、最新の実務を示す。
内容説明
著作権法・不正競争防止法・個人情報保護法等の改正やAIデータ契約ガイドラインの公表を踏まえて見直しを行った最新版。新たなAI法務、倫理の最新情報を盛り込み、実務の指針を示す。
目次
第1編 AIの基礎知識(本書の基本的考え方と構成;AIの基礎知識)
第2編 AIの法律“基本編”(AIと知的財産権;AIに関する責任;AIが行った契約の効力;AIと刑事法)
第3編 AIの法律“応用編”(AIのシステム開発;AIと個人情報・プライバシー;AIと競争法;AIと労働法;AIと金融法;AIと保険;AIとサイバーセキュリティ)
第4編 AIと倫理(はじめに―なぜ、AIと倫理なのか;AIと倫理の問題に対する取組み;AIに関する倫理的問題;おわりに―社会に広く受け入れられるAIを目指して)
著者等紹介
福岡真之介[フクオカシンノスケ]
西村あさひ法律事務所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわ
3
本書の構成としては、AI、特にディープラーニング技術をベースにしたAIについての法的な分析、AIと労働法や金融法といった関わりのある諸分野、法的な側面を離れたAIの倫理的な観点を順に解説していくものとなっている。企業法務の観点から即効性のある本書の用い方としては、AIについての法的分析の部分を読むことだと思う。従来のハードを売るビジネスにおいても、AIを含めたソフト面の権利義務関係の分析を必要とすることが多くなってきており、前提知識として学んでおく必要があると思う。AIの法的側面を学ぶには良い本と思う。2022/03/11
まさやん510
1
AIをめぐる法律問題について解説した書籍。同じ西村あさひの福岡先生が編著者の「データの法律と契約」と同様、幅広いトピックについて大規模事務所ならではのマンパワーで網羅的に解説しており、とりあえずこの一冊を読んでおけば大体の問題意識と考え方の方向性はカバーできるのでは。 2020年末に刊行され2年半が経ち、画像生成AIやChatGPT等、AIサービスが急激に普及し始めており、日々知識のアップデートや新しい問題への対処が必要になっているが、AIにまつわる法律問題に対する基本をおさえるという意味では必読では。2023/05/05
やまがうち ゆいな
0
既存の法律でたいていカバーできるが、ちょいちょい判断が難しいところもある印象2022/10/14