出版社内容情報
MBOや支配株主による買収に際して、手続き面の在り方を検討する
類型的に利益相反・情報の非対称性の問題が存在するMBOおよび支配株主による従属会社の買収場面において、「公正なМ&A指針」を参照することは欠かせない。本書は指針作成を担った研究会の中心メンバーが、指針の趣旨を解説し、それを踏まえたあるべきプラクティスを検討する。関係者必携の書。
内容説明
指針策定を担った研究会委員・経済省担当官が、実務上の対応をも見据えた多面的な解説を行う。
目次
第1章 解説(M&A指針の策定経緯;M&A指針の概要;原則と基本的視点;取引類型や買収対価の種類による差異;実務上の具体的対応(公正性担保措置)
おわりに)
第2章 M&A指針の意義と実務的対応(「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義;「公正なM&Aの在り方に関する指針」の背景とその設計―実証分析結果に基づく考察;「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義と実務への影響;M&A指針を踏まえた上場企業M&A実務の留意点;M&A指針下における親子上場解消案件の進め方と留意点;財務アドバイザーからみた「公正なM&Aの在り方に関する指針」のポイント)
第3章 資料(公正なM&Aの在り方に関する指針;海外調査部分)