出版社内容情報
観光・インバウンドビジネス参入者のための法務ガイドブック。
東京オリンピック・パラリンピックの開催などに伴い、急拡大する観光・インバウンドビジネス。宿泊、集客施設、交通手段の手配、観光資源の保護・活用など、観光ビジネス全体の法規制を、経験豊かな弁護士陣が幅広く解説。観光関係事業の法務問題を概観した、実務家の道しるべとなる一冊。
内容説明
「観光法」という新しい切り口からインバウンド・観光ビジネスをめぐる法規制や論点を、分かりやすく俯瞰する一冊!オリパラ、民泊、IRほか、今、注目の観光ビジネスを、法律実務の観点から体系的に解説!
目次
序章 本書の概要およびインバウンド・観光ビジネスをめぐる近年の潮流
第1章 インバウンド・観光全体に関わる政策・法体系
第2章 観光まちづくりをめぐるビジネスと法律
第3章 旅行業をめぐる法律問題
第4章 宿泊事業者をめぐるビジネスと法律
第5章 移動・交通手段をめぐるビジネスと法律
第6章 集客イベントをめぐる法律問題
第7章 集客施設をめぐる法律問題
第8章 観光資源の保護と活用をめぐるビジネスと法律
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
29
「明日の日本を支える観光ビジョン」おける数値目標、2030年訪日外客6,000万人はやめた方がいい。というのも、オーバーツーリズムの京都をみれば、市民の日常生活に支障をきたしている以上、他の観光地も京都のようになった方がいいのか? だめだろう。今年に入って、新型コロナウイルスが収束していかない。。興味を引いたのは、観光庁の自然体験型観光コンテンツで、「自然×アクティビティ」「自然×異文化体験」(265頁~)。2020/02/11
まさやん510
1
旅行業や宿泊事業といった業種にフォーカスした概説書はこれまでもあったが、インバウンド・観光法という切り口から関連する法規制や諸問題について網羅的に解説されている書籍はこれまであまりなかったように思う。「ガイダンス」とあるとおり、個別の項目についてガッツリと踏み込んだ記述は少ないが、「こういうことをする場合はこういう規制がかかってくる」という点が一通り触れられていて、一覧表等でも整理されている。類書が少ないこともあり、これまでインバウンド・観光に関する法に触れてこなかった人にとっての入り口としては良いと思う2020/10/30