出版社内容情報
司法制度改革後における弁護士自治概念の現状を多面的に研究する。司法制度改革審議会意見書(2001年6月)を境として、弁護士のとり巻く状況は大きく変容し、弁護士の業務の変容・多様化とそれに伴う弁護士自治に対する弁護士の認識が変化している。本書では、司法制度改革後における弁護士自治概念の現状を多面的に研究しており、弁護士自治の歴史を知る上でも貴重な研究となっている。
弁護士自治研究会[ベンゴシジチケンキュウカイ]
著・文・その他
目次
序章 「弁護士自治」の意義と要素
第1章 弁護士自治の歴史(弁護士自治獲得の歴史と背景―ポツダム宣言の受諾と弁護士自治;弁護士法成立後の弁護士自治;司法制度改革審議会意見書と弁護士自治)
第2章 弁護士自治と海外制度(米国における弁護士自治―過去・現在・未来;弁護士自治との関係におけるイギリスのソリシター制度改革とソリシターの自治;フランスの弁護士自治)
第3章 弁護士自治の今日的課題―市民社会と弁護士自治
第4章 弁護士自治の今後の課題と展望