出版社内容情報
実際の倒産手続の実例をもとに、金融取引、担保・信託・債権譲渡取引の場面でとりうる手法を最新問題をも視野に入れて、分析・論究した実務家必読の書。
内容説明
担保・相殺等の典型的論点に加え、経営者保証ガイドライン・国際倒産処理等の最新論点を多数掲載。
目次
序章 実例を通じた倒産手続の紹介―私的整理および法的整理手続の流れと問題の把握ならびに後掲論稿の頭出しのために
第1章 金融取引と事業再生(経営者保証ガイドラインの特徴と利用上の問題点;シンジケート・ローン契約に基づく誓約等の倒産手続における効力;劣後特約の倒産手続における効力 ほか)
第2章 担保・信託・債権譲渡取引と事業再生(リース取引の倒産手続における取扱い;ABLにおける担保権の倒産手続における効力;担保供与行為の否認―信用供与側の視点から ほか)
第3章 倒産手続上の最新問題(私的整理手続から法的倒産手続への移行;倒産解除条項―関連する各種契約条項の有効性を中心に;別除権協定における当事者合意の意義―協定債権の性質失効時の効力を手がかりに ほか)