内容説明
「企業法務」という大海原を航るための海図=「法律意見書」。その基本から落とし穴までを、海事や歴史、福島原賠問題等を題材とした15のストーリーとともにわかりやすく解説。
目次
構造、前提/仮定、名宛人―豪華客船タイタニック号の沈没―不沈神話とその構造上の問題
意見本体の射程―降伏か抗戦か―「もう一つの海の都の物語」
フォルス・ステートメント/コンフォート―レイチェル、その、レプリカント―贋物の記憶
留保の概要―白紙の勧進帳
留保各論デフォルト―ギリシャ危機とデルフォイの神託
留保各論 衡平・正義・信義則―ひまわり
留保各論・倒産―アラビアのロレンス、アカバ港を急襲す
留保各論・裁判管轄―さまよえるオランダ船
留保各論・コベナンツ―太平洋編1―ハワイ王国、二つの「強制」
留保各論・準拠法―太平洋編2―長崎、「蝶々夫人」
特殊な法律意見書 優先・劣後契約 抵当権vs.船舶先取特権―海底二万里
法務部組織論と法律意見書の機能―太平洋編2 太平洋戦争―「失敗の本質」
完―限りなき航海
特別編 特殊な法律意見書:「担保意見書」、稟議―北極海航路、近未来2015年―巨大LNG船「モスラ」SOS!
著者等紹介
山原英治[ヤマハラエイジ]
最高裁判所司法研修所修習(修習地:神戸)後、1992年弁護士登録。東京弁護士会所属。海事補佐人(国土交通省登録)。日本海損精算人協会準会員。東京弁護士会国際委員会副委員長(2004年、2011年~)。LL.M(ロンドン大学、ハワイ州立大学)。国内外での法律事務所勤務のほか、金融機関、商社での10年以上のインハウス・カウンセル経験を有する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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