内容説明
支配・従属関係のない当事者間の友好的買収の場面を対象に、買収対象会社の取締役に対するあるべき規律づけの仕組みを検討する。
目次
序章 問題の設定
第１章 現状と課題（友好的買収の現状；買収対象会社内部における潜在的な利益相反問題 ほか）
第２章 米国法における規律づけの考察（友好的買収の現状と問題への対処；信認義務を通じた規律づけの基本的な構造 ほか）
第３章 わが国における解釈論・立法論の検討（米国法からの示唆；第三者割当増資による友好的買収の検討 ほか）
結章 本稿の結論と残された課題
著者等紹介
白井正和［シライマサカズ］
２００２年３月東京大学法学部卒業。４月日本銀行入行（２００７年３月退職）。２００５年８月カリフォルニア大学大学院バークレイ校ＬＬ．Ｍ．課程入学。２００６年５月同修了。２００７年４月東京大学大学院法学政治学研究科博士課程入学。２０１０年３月同修了、博士（法学）。４月東北大学大学院法学研究科准教授。２０１２年１１月第８回商事法務研究会賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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