内容説明
「対話を敬遠する企業」から「対話によって信頼を勝ち取る企業」へ、IR・SRコミュニケーションの本格化による競争力強化への道と実務的留意事項。
目次
第1部 序章(総論;IRに関する理解)
第2部 機関投資家との対話(株主名簿と実質株主;内外機関投資家と議決権行使;国内機関投資家の株式運用構造と議決権行使方針;責任投資・ESG・SRI;統合報告;海外機関投資家;ソブリン・ウェルス・ファンドとは;ヘッジファンド)
第3部 個人投資家との対話(個人投資家・株主の動向;個人投資家・株主向けIR・SRの基本;個人株主との絆づくり;個人株主構造と動態の分析)
第4部 対話の実務(コーポレートストーリーの作成と伝達;パーセプション・スタディー;コーポレート・ガバナンス・コミュニケーション;株主アクティビズムとその対応;M&Aコミュニケーション;クライシス・コミュニケ-ション;株主総会招集通知による対話;株主総会での対話―IR・SRの観点からの総会運営)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naota_t
3
★3.3 IRを広く浅く、俯瞰的に勉強するにはわかりやすい。「統合報告書は、…投資家が組織の将来のキャッシュフローを生み出す能力を評価するのに資するもの」(p72)、カゴメの個人株主戦略(p112)、「取材を受けるという機会を通じ、なるべく多くの投資家に貴社としてのシナリオを伝達する」(p134)、「IR活動がmonologではなく、dialogである」(p140)は勉強になった。また、対話相手を知る意味で、投資顧問会社等の関連図は参考になったが、投資する側の登場人物別の説明をもう少し厚めに欲しかった。2021/05/20
Masaki Sato
2
10年前の本で改訂もないので内容の古さはあるが、IRとSRの違い、外国人機関投資家とカストディアンの構造などは教科書的に読んでもいいかも。カゴメの実例、一昔前のアクティビストの動向などは史料的に。2023/08/14
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