内容説明
各界の第一人者が語る多彩でのびやかな法教育の「原点」。裁判員制度の幕開けとともに、本格的に展開しはじめた法教育。その理念・意義・基本的な考え方、そして今後の展望を考える。
目次
第1章 法教育とは何か(法教育の基本理念―自由で公正な社会の担い手の育成;法教育の展望)
第2章 法教育でこどもたちに何を伝えるか(法の社会的役割と基本的価値の理解のために;法が社会で果たしている役割、果たすべき役割;日本国憲法の保障する「基本的人権」の意味について―「法教育」との関連において;民法分野における法教育の今後について;法教育の幾つかの問題―民法を中心にして)
第3章 法教育と政治・経済・倫理教育(政治教育と法教育について;経済と法およびその教育について;公民科教育・市民性の教育・法教育―「法と倫理をつなぐもの」をめぐるパーソナルな覚書)
第4章 法教育の実践的展開(発達段階に応じた法教育の在り方―高等学校での実践を中心に;模擬裁判を題材とした法教育;裁判員教材を用いた実証授業)
第5章 世界の法教育(フランスの市民教育;アメリカにおける法教育の実践)
著者等紹介
大村敦志[オオムラアツシ]
1958年生まれ。東京大学法学部卒。東京大学法学部助手、助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は、民法。法教育推進協議会座長(第2期)
土井真一[ドイマサカズ]
1966年生まれ。京都大学法学部卒。京都大学法学部助手、助教授を経て、京都大学大学院法学研究科教授。専攻は、憲法。法教育研究会座長、法教育推進協議会座長(第1期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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