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サブプライム問題の教訓―証券化と格付けの精神

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785714925
  • NDC分類 338.74
  • Cコード C3032

内容説明

世界的な金融・資本市場の動揺「サブプライム問題」を振り返り、証券化の原点、格付け会社の問題、信用リスクの考え方、今後の市場発展の方向性を探る。

目次

第1部 サブプライム問題の全貌(サブプライム問題の発端;住宅ローンの延滞で世界の株価が下落;貸し出されて間もない住宅ローンの問題;サブプライム住宅ローンとは何か;ヘッジファンド騒動;証券化商品の大量格下げ;問題が欧州へ波及;米ドル短期金融市場に異変;格付けに対する批判ば勃発;もはやサブプライム問題ではない;住宅ローンの延滞;支払いやすい住宅ローン)
第2部 サブプライム問題の教訓(サブプライム問題から学べること;市場主義と間接金融主義;繰り返される歴史,長続きしない記憶)
第3部 格付けの役割(証券化商品に対する格付け;信用リスクの考え方)
第4部 証券化とは何か(証券化の起源;日本の証券化市場;証券化対象資産の広がり)
第5部 日本の証券化市場の未来(市場発展の方向性;信託法の改正と証券化;バーゼル2(新BIS規制)の導入と証券化)

著者等紹介

江川由紀雄[エガワユキオ]
ドイツ証券株式会社マネージングディレクター証券化商品調査部長。1995年から1997年まで日本リース財務部でリース債権の証券化に携わった後、長銀証券および日本長期信用銀行(現在の新生銀行)にてアレンジャーとして証券化商品の組成を行った。1998年から2001年まで格付け会社ムーディーズで多様な資産を裏付けとする証券化商品の格付け分析を経験。クレディスイスファーストボストン証券クレジット調査部を経て、2002年7月、ドイツ証券会社東京支店入社、証券化商品調査部長。2006年1月、組織変更によりドイツ証券株式会社証券化商品調査部長、現職。2004年10月より法制審議会信託法部会委員。1962年、福岡県小倉市(現在の北九州市小倉北区)生まれ。1986年、筑波大学第二学群比較文化学類卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

11
ローン会社が低所得者にお金を貸し債券をリスク分散し証券会社が債券と証券を混ぜ格付け会社にAAAを付けさせ保険を付け投資家に売り込む。バブル崩壊で混ぜ込み証券の損害が不明になり金融不安が発生して日本株の大量売りが発生し株価が暴落。中身が分からず損害が不明になり更に損害が分からず信用不安が生じた。バブルは忍耐強く待ち崩壊後買いの貪欲にチャンスを見つけ投資を開始する。バブルは投機家の踊り場で周りは羽振りのいい生活をして金持ち気分になる。。人の欲望を手に取り八百長デリバティブ。忍耐こそ投資家と投機家の違い2014/07/09

あーりー

1
サブプライムローン問題がなぜ発生したのかはいくつかの原因が考えられるけど、これが決め手とは断言できない。とりあえず、格付けなんて盲信できるものではないから、できるだけ自分らでリスクを判断するしかないよね。という内容。サブプライムローン問題の原因を探る本というよりは、証券化商品が現在どのように扱われているかを確認するための本です。3章→1章→2章の順で読むと、証券化に関する知識がなくてもすっきり読めるでしょう。2013/07/17

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