内容説明
会社分割に関する商法・会計・税務の実務。企業組織再編のための会社分割制度に関する実務上の留意点について、改正商法・労働契約承継法および会計・税務などの観点から詳しく解説する。また、米国における会社分割制度についても、詳しく紹介する。
目次
第１章 新しい会社分割制度（会社分割とは；会社分割の全１２形態 ほか）
第２章 会社分割制度の利用価値（事業部門の分割；持株会社の創設後の子会社の再編 ほか）
第３章 会社分割における実務上の留意点（会社分割の対象としての「営業の全部又は一部」の承継；分割計画書・分割契約書 ほか）
第４章 会社分割に関する会計・税務の動向（分割形態；会計領域における制度設計の動向と考え方 ほか）
第５章 米国における会社分割制度の実態とわが国への示唆（米国における会社分割制度のニーズ；米国における会社分割制度の概観 ほか）
著者等紹介
武井一浩［タケイカズヒロ］
１９８８年司法試験合格。’８９年東京大学法学部卒業。’９１年弁護士登録第一東京弁護士会所属。’９６年米国ハーバード大学ロー・スクール大学院（ＬＬＭ）卒業。同年米国ニューヨーク州弁護士資格取得・登録。’９７年英国オックスフォード大学経営学修士課程（ＭＢＡ）修了。現在、西村総合法律事務所において、企業法及びＩＴ・メディア法の担当パートナーの一人として法律事務に従事。産業構造審議会総合部会（新成長政策小委員会企業法制部会）委員、会社分割・連結納税税制研究会委員、中央大学法学部大学院講師（国際取引法）、立教大学法学部講師（国際租税法、’９４年）などの活動にも従事。共著に「解説実務書式大系（１４）」など
平林素子［ヒラバヤシモトコ］
１９７７年東京大学医学部保健学科卒業。’８２年公認会計士二次試験合格、会計誌補登録。’８６年公認会計士三次試験合格、公認会計士登録。’９３年税理士登録。’８２年に、現在の中央青山監査法人（プライス・ウォーターハウス クーパース）の監査部に入所し、その後、朝日監査法人（アーサー・アンダーセン）で、監査及び税務を行った後、現在、ＫＰＭＧピートマーウィック税務部のシニア・マネージャーとして、国内及び国際税務に従事。日本公認会計士協会会計制度委員会税務効果会計専門委員会委員、日本租税研究協会連結納税制度実務研究会委員などの活動に従事。著書に「移転価格税制 ＣＤ－ＲＯＭ」
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