双葉文庫
双竜伝説―若さま同心徳川竜之助

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575664706
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

柳生全九郎から受けた左手の傷もようやく癒え、江戸の町を騒がわす難事件を解決する徳川竜之助の前に、北辰一刀流の遣い手・坂本竜馬が現れる。ひょんなことから戦うはめになった二人だが、竜馬のおおらかさに心打たれた竜之助は、正義の為に風鳴の剣の封印を解くことになる。大好評シリーズ第十二弾!

内容説明

師匠の風鳴の剣との対決にからくも勝利した徳川竜之助だが、自身の風鳴の剣はいまだ封印したまま。そんなおり、易者がおのれの死を占ったうえで殺害されるという奇妙な事件が起きた。この下手人として浮かび上がってきたのが、総髪で土佐弁を話す奇妙な浪人者。竜の相貌を思わせるこの男との対決から、竜之助はついに風鳴の剣を解き放つ。大好評シリーズ第十二弾。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

40
路地裏の寂しい場所でひっそりと屋台蕎麦が開店する。が、この屋台には蕎麦がない。あるのはうどんだけ。これがめっぽう旨くて、やがて行列のできる屋台となる。そんなとき、すぐ近くの大店の蔵から三千両が盗まれる。竜之助がこの事件と屋台の関係を解いていく「そばがない」が面白かった。一方、坂本龍馬の「弱い者のために、秘剣を遣いなよ」の言葉に、竜之助は“風鳴の剣”の封印を解く。次はいよいよ“雷鳴の剣”との対決が迫る最終巻。2024/12/11

文庫フリーク@灯れ松明の火

33
変わらず軽い読み口。風鳴の剣VS雷鳴の剣 さび抜きのお寅 雲海と狆海の前に立つ異国の女性二人 そして竜馬と、次巻への持ち越し分が多いかな。そば屋の《長寿庵》 なにげに平岩弓枝さんへのリスペクト?2010/11/15

ベルるるる

19
封印した剣を、坂本竜馬の「同心なら、この世の為に、弱い者の為に、遣うべき時がきたら、遣えばいい。使える物はなんだって遣えばいい。」・・・そう言われて、血のにじむほどの苦労で完成させた風鳴の剣を使ってもいいんだと考える竜之助。もちろん、これは物語だけど、きっと実際の坂本竜馬という人も、「人の心を動かす言葉」を持っていたんだろうな。2016/08/09

椿

12
坂本竜馬の登場に、ちょっとビックリ。占いって、こんなによく当たるもんかな〜。2015/02/07

よっち

12
通勤電車で座れたので集中して読了。目をあげたら、私の前にいたサラリーマンも風野さんの本を読んでいらっしゃって、勝手に親近感。坂本竜馬のひと言で封印がとかれた竜之助。対決の時は近いです。ラストに向けてますます盛り上がってきました。2013/04/16

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