内容説明
アメリカ、EC諸国におけるわが国企業の事業活動に伴ってどのような法律問題がかかわってくるか。永年の経験に基づく国際法務戦略のチェックリスト。
目次
第1章 「物」による海外進出にかかる法律問題と対応(企業の事業活動と法律問題の関連性の理解のために;企業内法務部門の役割とその実際―わが国企業の海外事業活動との関係における企業)
第2章 企業の海外関連事業活動に伴って発生する法律上の問題(企業の海外事業活動の内容;企業の事業活動における分野別の主要契約;事業活動別法律問題と対応の基本;わが国企業の海外事業活動に伴う外国法命等の適用にかかる法律問題と対応のポイント;わが国企業の海外事業活動、国際化戦略の中での現実の法律問題発生の実例;わが国企業の「物」の輸出に伴う輸出国先での現実の法律係争の発生の態様;アメリカの法律大系と個別通商、独禁、その他日米通商に関係する主要法律の解説;対EC輸出にかかる法規制のメカニズム―EC市場への進出にかかる主要通商法、独禁法その他の関連法令)
第3章 「人」の進出にかかる法律問題と対応(わが国企業の米国進出と「人」の法律問題―雇用差別をめぐる労働法上の問題、米国最高裁判決を中心に)
第4章「金」による海外進出にかかる法律問題と対応(最近の日本経済・産業界の状況と海外生産拠点の設定への動き;わが国企業(親会社)と海外Liaison Office支社店、ジョイントベンチャー、100%子会社の関連にかかる法律問題
海外子会社の独立性(Independency)の法的確保と法律問題回避のための基本的対応策
現地生産にかかる法律問題とその対応)