長崎商人伝 大浦お慶の生涯

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  • 商品コード 9784785502171
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0063

内容説明

お慶は20代で上海に密航し、当時の日本人の誰もが考えつかなかった製茶輸出事業を思いつく。苦労の末、日本茶を初めて海外に輸出。これが幕末から明治初期にかけて起こった日本茶輸出ブームの先駆けとなり、九州の製茶産業を育成し、貿易商として巨万の富を手に入れた。“豪商”と呼ばれるようになったお慶は、豊富な財力を生かして、坂本龍馬はじめ大隈重信、松方正義ら幕末の志士達を陰ながら援助し、維新の夜明けを演出したと伝えられる。幕末維新という時代の激浪を見事に乗り越えた彼女の生涯を、時代背景と周囲を取り巻いた人物像を織りまぜながら、お慶自身が商人として生涯追い求めた「商法の道」に迫る。

目次

第1章 生い立ち
第2章 茶貿易の成功
第3章 明治維新
第4章 商人として
第5章 遠山事件
第6章 晩年と名誉回復

著者等紹介

小川内清孝[オガワウチキヨタカ]
1958年長崎市生まれ。82年駒沢大学法学部卒業。同年(株)タカキュー入社。店長、バイヤー、人材開発部課長、人事部課長を経験。95年3月退社、長崎市に帰郷。同年月刊『ファッション販売』(商業界)に投稿した「いっしょうけんめい店長物語」がきっかけとなり、同誌及び情報誌、ミニコミ紙などに執筆活動を始める。福岡コミュニケーションアートスクール講師(1999年10月~2000年3月)。県政だより『ながさき情報通信』巻頭ハートフルトーク連載(2000年7月~2002年4月)。ライターズネットワーク公式メールマガジン『書人宝庫』編集長(2001年5月~12月)。2000年ライターズネットワーク大賞受賞。2001年長崎新聞新春文芸小説部門入選。ライターズネットワーク会員。寄合サロン「かたろう会」会員。長崎県委託事業「長崎遊学塾」研究会会員
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感想・レビュー

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しん君

4
朝井まかて著『グッドバイ』に甚く感銘を受け、長崎の女商人 大浦慶の生涯を辿る。著書はじげもん(地元人)。生い立ちから遠山事件まではグッドバイとほぼ同様の内容。晩年に横浜で船を共同購入したことは書かれていない。興味を惹いたのは上海などへの密航と容姿に触れていること。「幕末動乱期に日本茶を世界に広めた先駆者」として是非とも朝ドラ化して欲しい人物だが、再現するにはスケールが大きすぎて金がかかりそう。2020/03/28

ochatomo

1
安政3(1856)年イギリス商人から日本茶の注文を受け、一万斤(6t)を集めた幕末の女傑2007/06/22

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