内容説明
聖書は科学書ではない。しかし視点を変えて読むと、いろいろな材料がかくされている。本書は、科学の視点で、聖書の時代の人々がどんな風に科学現象を見ていたのか、また聖書の中の文物が意味するものは何か、現代にも通用するものはあるかを読んだものである。
目次
自然・地理・鉱物(死海―ヨルダン川の水がここで濃縮。濃い塩分にも生物が…;風―神の息、自然の恵み。聖書に85回以上の引用が ほか)
食べ物(パン―イエスはパンに特別の意味与える。聖書中に280回も引用;魚―よく食べていたイスラエル人。キリスト教のシンボルにも ほか)
動物(へび―聖書での扱いは「悪魔」の象徴。「マムシ」は誤った訳し方;モーセのウシノシタ―牛の舌に似たカレイの仲間。モーセが利用して紅海を渡った? ほか)
生活・医療・その他(黄金・乳香・没薬―この世の富、権力を象徴;血―血は生命、神との約束結ぶもの。「血を食べるな」は大事な生活規範 ほか)