目次
第1章 操り人形
第2章 その名はバイルシュタイン
第3章 まだらの紐
第4章 夾竹桃
第5章 キプロスの蜂
第6章 毒草
第7章 蒼ざめた馬
第8章 愚人の毒
第9章 「襲撃」(「アリスミステリー」より)
第10章 毒キノコ
第11章 カジノ殺人事件
第12章 ローマ皇帝ネロとその母アグリッピナ
第13章 ミケランジェロのだまし絵
第14章 アスピリン(『推理する医学』より)
第15章 煙草と悪魔
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
3
毒好きな推理小説ファンにお薦め。ミステリーを紐解きながら解説された、実際の一般教養の講義がベースの本。例えば、アガサ・クリスティーの『蒼ざめた馬』を紹介し、殺鼠剤などに使われるタリウムが、元素周期表のカドミウム、水銀、鉛と絡めて説明されている。アガサ・クリスティーが薬剤師目指して勉強していたというエピソードや、クリスティーの作品一覧表まで載っていて、マニアックというか何というか、とても楽しい授業だったんだろうな。2012/12/27
みけ
0
文学の中に出てくる薬品を説明したもの。ちょっと難しいがおもしろかった。