内容説明
量子エレクトロニクスに関する著書には、応用分野の進歩に伴い、レーザー自体よりも個別の応用システムの説明を主題とするものが多い。しかし、必要性を考慮した上で、レーザーの持つ本質的な性能を十分引き出して使い、レーザー関連の科学技術をさらに発展させ新技術を開拓するには、レーザーに関して理論的に整理された形態の教科書または参考書による基礎知識の習得が必要である。本書は、このような考慮のもとに、大学3年次~大学院初学年の学生を対象に執筆したものである。
目次
第1章 共振器
第2章 光と原子
第3章 レーザー増幅器
第4章 レーザー
第5章 レーザーの半古典的理論
第6章 外部信号の効果
第7章 光とレーザーの量子論
第8章 レーザー装置の実際
付録(フーリエ変換と関連事項;マクスウェル方程式と関連事項;量子力学の基本事項;密度行列)