内容説明
本書の特色:本文はストーリーを容易に理解できるよう簡潔な記述を心がけた。遺伝子科学の目覚ましい進歩により明らかになった複雑な調節機構も囲み記事の「参考」と図のキャプションで、長い連鎖反応の一つ一つを丹念に解説した。読んで楽しい話題を「コラム」として多数取り上げた。原著論文をもとにした最新のデータを中心に構成されており、将来この分野を担っていくであろう若い学生諸君にとって大変刺激的な内容となっている。
目次
1章 遺伝子とは何か
2章 情報の認識と伝達にかかわる立体構造と相補的結合
3章 遺伝情報の複製機構
4章 細胞周期
5章 遺伝子と遺伝情報の転写
6章 翻訳
7章 タンパク質の折りたたみと細胞内輸送
8章 遺伝子の発現調節
9章 DNA損傷の要因と修復機構
10章 発生における遺伝子発現調節
11章 細胞分化と細胞運命の多能性をもたらす遺伝子
著者等紹介
赤坂甲治[アカサカコウジ]
1951年東京都に生まれる。1976年静岡大学理学部生物学科卒業。1981年東京大学大学院理学系研究科修了(理博)。1981年日本学術振興会奨励研究員。1981年東京大学理学部助手。1989年広島大学理学部助教授。この間、1990年~1991年米国カリフォルニア大学バークレー校分子細胞生物学部門共同研究員。2002年広島大学大学院理学研究科教授。2004年東京大学大学院理学系研究科教授。2017年東京大学大学院理学系研究科特任研究員・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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