内容説明
ポリフェノール、カテキン、フラボノイド、カフェイン、モルヒネ、ニコチン、…。植物はなぜ多くの代謝産物(化学成分)を作るのか?これらの代謝産物はどのような仕組みで作られるのか?植物メタボロミクス研究の黎明期からこの分野を開拓してきた著者が、植物の進化の歴史に刻まれた、代謝産物を作る能力の秘密に迫る。
目次
1章 植物メタボローム(代謝産物、化学成分)の多様性
2章 なぜ植物メタボロームは多様なのか?そこに秘められた植物の生存戦略
3章 ゲノム解読がもたらした新しい地平
4章 植物メタボロームを解読する
5章 統合オミクスと遺伝子機能の同定:モデル植物シロイヌナズナを用いて
6章 作物や薬用植物でのメタボロミクス
7章 これからの課題と挑戦
著者等紹介
斉藤和季[サイトウカズキ]
1954年長野県生まれ。1977年東京大学薬学部製薬化学科卒業。同大学院薬学系研究科に進学。1982年薬学博士号取得。現在、千葉大学大学院薬学研究院教授、同大学植物分子科学研究センターセンター長、理化学研究所環境資源科学研究センター副センター長。紫綬褒章、文部科学大臣表彰科学技術賞、日本薬学会賞、日本生薬学会賞、日本植物生理学会賞、日本植物細胞分子生物学会学術賞、国際メタボロミクス学会終身名誉フェロー、Highly Cited Researcher(クラリベイト・アナリティクス社)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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