出版社内容情報
動物の進化に焦点をあてた国際チームの研究の紹介書である。不思議な動物がいっぱいでてくるが、中でも、すでに絶滅したエピオルニスという巨鳥の話が面白い。大型のものは体高三メートル、体重五百キログラム、卵の容積が九リットルあったといい、絶滅種を含めて世界最大の鳥である.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 284頁、より)
内容説明
「マダガスカル島」ここに暮らす生物の大半は固有種であり、世界遺産と呼んでもよいほど貴重かつ稀少な生物である。本書は、アフリカ大陸より400km離れた洋上に浮かぶマダガスカル島に生息する珍しい動物の中で、魚類を除いた脊椎動物たち―原猿類(レムール)、陸上哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類―を取り上げ、どのような動物が生息し、どのようにこの島で華麗に適応放散しているのかを解説し、また、これら貴重な生物たちとマダガスカルの自然・環境を保護・保全する活動の現状も紹介する。
目次
1章 マダガスカル島とその自然―まえがきに替えて
2章 マダガスカルの原猿類
3章 マダガスカルの陸上哺乳類(原猿類を除く)
4章 マダガスカルの鳥類
5章 マダガスカルの爬虫類
6章 マダガスカルの両生類
7章 マダガスカルの自然保護と環境保全