放射線生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784785350291
  • NDC分類 464.1
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》  病院や研究所など,さまざまな分野において放射線や放射性同位体を賢明に利用するには,放射線の特性と,そのリスクを知っておくことが必要です. 本書は大学での教育のみならず,放射線に興味がある方や関係のある方が放射線や放射能の正しい理解のために役立つことになるでしょう.    《目次》  1  放射線生物学 1・1 レントゲンとX線 1 1・2 放射線障害の発生 3 1・3 放射能の発見 3 1・4 突然変異の誘発 5 1・5 アイソトープと放射性壊変 5 1・6 原子力時代の到来 6 1・7 放射線防護の発展 7 1・8 放射線の生物に対する作用過程 7 2  原子・放射線 2・1 原子核 10 2・2 放射能 13 2・3 放射線の種類 18 2・4 X線やガンマ線と物質との相互作用 22 2・5 電子と物質との相互作用 26 2・6 荷電重粒子と物質との相互作用 28 2・7 中性子と物質との相互作用 30 2・8 放射線エネルギーの付与 33 3  線量とその測定 3・1 吸収線量と照射線量 37 3・2 放射線の検出39 3・3 放射線源 47 4  放射線化学反応 4・1 水の放射線化学 54 4・2 生体高分子の放射線化学 60 4・3 標的理論 70 4・4 直接作用と間接作用 78 5  細胞核に対する作用 5・1 細胞の構造 83 5・2 細胞分裂 86 5・3 生物学的標的 88 5・4 DNA傷害と修復 92 6  突然変異の誘発 6・1 優性遺伝子と劣性遺伝子 103 6・2 突然変異の種類 105 6・3 染色体異常 105 6・4 突然変異の検出 111 6・5 放射線による突然変異 113 6・6 自然突然変異 120 6・7 遺伝リスクの推定 121 7  細胞に対する作用 7・1 細胞サイクル 124 7・2 細胞分裂の遅れ 127 7・3 細胞の死 128 7・4 細胞傷害の回復 131 7・5 細胞サイクルと放射線感受性 134 8  放射線感受性 8・1 生物種による差異 136 8・2 組織・器官による差異 141 8・3 胎児に対する作用 152 9  生体に対する作用 9・1 急性放射線死 154 9・2 急性放射線症候群 156 9・3 放射線ホルミシス 157 9・4 放射線発がん 158 9・5 寿命の短縮 163 10  放射線障害の修飾 10・1 生物効果比(RBE) 167 10・2 LETとDNA修復 170 10・3 線量率効果 171 10・4 化学防護 172 10・5 酸素効果 174 10・6 化学増感 176 10・7 温熱処理 177 10・8 回復できる傷害と回復できない傷害 177 11  放射線の防護 11・1 等価線量 181 11・2 外部被曝の線量評価 182 11・3 自然放射線 183 11・4 核爆発 184 11・5 医療被曝 186 11・6 雑線源 186 11・7 原子力発電 187 11・8 チェルノブイリ事故 187 11・9 被曝の線量限度 188 11・10 発がんのリスク 189 11・11 遺伝有意線量 190 11・12 放射線の管理 190 12  放射線による治療 12・1 がん細胞の生物学 195 12・2 遠隔照射療法 199 12・3 密封小線源による治療 200 12・4 非密封放射線同位体による治療 201 12・5 重粒子照射療法 202 12・6 中性子捕獲療法 202

目次

1 放射線生物学
2 原子・放射線
3 線量とその測定
4 放射線化学反応
5 細胞核に対する作用
6 突然変異の誘発
7 細胞に対する作用
8 放柴線感受性
9 生体に対する作用
10 放射線障害の修飾
11 放射線の防護
12 放射線による治療