内容説明
太陽系の起源や進化を探るには、化学をはじめとして、天文学、物理学、岩石学、鉱物学等、いろいろな分野からのアプローチが可能で、それぞれに得意な手段を用いて真実を明らかにしようと努力が重ねられてきた。化学からのアプローチでは、原子とそれを構成する同位体(核種)をプローブとする手法を用いるのが正攻法であり、本書はそのような化学の視点から太陽系や地球の姿を理解できるよう記述したものである。
目次
第1章 元素と原子核
第2章 太陽系の元素の起源
第3章 太陽系の元素組成
第4章 太陽系初期の元素の挙動
第5章 太陽系の始原物質
第6章 太陽系の同位体存在度
第7章 太陽系の年代学
第8章 太陽系惑星の化学
著者等紹介
海老原充[エビハラミツル]
1951年千葉県に生まれる。1974年東京大学理学部化学科卒業。1979年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。シカゴ大学エンリコフェルミ研究所博士研究員。1982年群馬大学教養部講師。1986年同助教授。1988年東京都立大学理学部助教授。1997年東京都立大学大学院理学研究科助教授。2000年同教授。2005年首都大学東京都市教養学部理工学系教授。2006年首都大学東京大学院理工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。